【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況の概要当第2四半期会計期間における当社の財政状態及び経営成績(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、為替相場における急速な円安進行やウクライナ情勢の長期化を背景とした資源価格の高騰等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
賃貸住宅市場におきましては、令和4年9月の新設住宅着工戸数が前年同月比1.0%増、2ヶ月連続の増加となる中、貸家着工戸数は前年同月比8.1%増、19ヶ月連続の増加となりました。(国土交通省総合政策局建設経済統計調査室発表:建築着工統計調査報告 令和4年9月分)このような事業環境のもと、当社は、営業面では新規・再稼働加盟店への積極開拓と主要加盟店への重層的なフォローの両立を図り、新商品・付帯商品の導入、拡販等に取り組むとともに、新たなクレジットカード会社との業務提携・新商品販売を開始いたしました。債権管理面では債権管理体制に組織改編に応じた業務フローを構築し、業務効率向上に向けた各運用の改善、適正化を図ってまいりました。また、従来のWEB申込連携に加えて、API連携先の拡充や電子契約等の各種WEBサービスの連携強化を図るとともに、お客様の利便性向上を目指しアプリ機能のリリースに向けて取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期会計期間の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。
(a)財政状態当第2四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ425,959千円増加の8,492,128千円となりました。当第2四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べ262,049千円増加の6,579,144千円となりました。当第2四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ163,909千円増加の1,912,983千円となりました。
(b)経営成績当第2四半期累計期間の経営成績は、営業収益2,217,062千円(前年同期比9.1%増)となりました。また、利益につきましては、営業利益274,039千円(前年同期比11.8%増)、経常利益325,861千円(前年同期比7.4%増)、税引前四半期純利益325,861千円(前年同期比7.4%増)、四半期純利益217,803千円(前年同期比7.2%増)となりました。
当社の事業セグメントは、家賃債務保証事業の単一セグメントでありますので、セグメント別の記載を省略しております。
② キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,373,831千円と前年同期と比べ73,381千円(5.6%)の増加となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期累計期間における営業活動の結果、増加した資金は204,354千円(前年同期は161,398千円の収入)であります。この主な増加要因は、税引前四半期純利益325,861千円、営業未収入金の減少額249,207千円、収納代行預り金の増加額466,853千円等であり、主な減少要因は、収納代行立替金の増加額653,630千円、営業未払金の減少額135,091千円及び法人税等の支払額84,026千円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期累計期間における投資活動の結果、減少した資金は8,104千円(前年同期は28,253千円の支出)となりました。主な減少要因は、無形固定資産の取得による支出6,545千円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当第2四半期累計期間における財務活動の結果、減少した資金は103,431千円(前年同期は53,472千円の支出)となりました。この減少要因は、短期借入金の返済による支出50,000千円の他、配当金の支払額による支出53,431千円であります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
② 当第2四半期会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(a)財政状態の分析
(資産) 当第2四半期会計期間末における資産につきましては、前事業年度末に比べ425,959千円増加の8,492,128千円(前事業年度末比5.3%増)となりました。増加の主な要因は、自社保証の拡大等により収納代行立替金が653,630千円増加したことによるもののほか、季節的変動等により営業未収入金が249,207千円減少したこと等によるものであります。
(負債) 負債につきましては、前事業年度末に比べ262,049千円増加の6,579,144千円(前事業年度末比4.1%増)となりました。増加の主な要因は、収納代行預り金が466,853千円増加したことのほか、短期借入金が50,000千円及び営業未払金が135,091千円減少したこと等によるものであります。
(純資産) 純資産につきましては、前事業年度末に比べ163,909千円増加の1,912,983千円(前事業年度末比9.4%増)となりました。増加の主な要因は、四半期純利益217,803千円を計上したこと等によるものほか、剰余金の配当53,929千円等によるものであります。
(b)経営成績の分析(営業収益) 当第2四半期累計期間における営業収益は、保証債務残高及び新規保証実行件数が伸びた結果、2,217,062千円(前年同期比9.1%増)となりました。
(営業利益) 当第2四半期累計期間における営業費用は、1,943,022千円(前年同期比8.7%増)となりました。営業活動により加盟店へ支払う集金代行手数料が増加したため支払手数料が63,863千円増加(前年同期比10.5%増)したこと、貸倒引当金繰入額が49,660千円減少(前年同期比16.5%減)したこと及び給与手当が34,246千円増加(前年同期比15.7%増)したこと等によります。その結果、営業利益は274,039千円(前年同期比11.8%増)となりました。
(経常利益) 当第2四半期累計期間における営業外収益は、償却債権取立益が9,867千円減少(前年同期比40.3%減)したこと及び助成金収入が13,896千円減少(前年同期比76.8%減)したこと等により、合計で60,801千円(前年同期比26.5%減)となりました。営業外費用は、支払利息が2,170千円増加(前年同期比38.7%増)したこと及び前年同期は市場変更費用が18,836千円発生していたこと等により、合計で8,979千円(前年同期比63.3%減)となりました。その結果、経常利益は325,861千円(前年同期比7.4%増)となりました。
(税引前四半期純利益) 当第2四半期累計期間における特別損益は、当期においては該当金額がありませんでした。その結果、税引前四半期純利益は325,861千円(前年同期比7.4%増)となりました。
(四半期純利益) 当第2四半期累計期間においては、法人税、住民税及び事業税107,309千円(前年同期比0.3%増)を計上し、法人税等調整額748千円(前年同期は△6,950千円)を計上した結果、四半期純利益は217,803千円(前年同期比7.2%増)となりました。
(c)キャッシュ・フローの分析当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
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