【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済への影響が縮小し、社会経済活動の正常化が進みましたが、ウクライナ情勢や中東情勢など依然として先行きは不透明な状況となっております。
このような経営環境の下、当社グループは2023年度からの3年間を長期的な再成長に向けた重要な3年間と位置づけ、新中期経営計画「Planting Seeds for Growth ~成長に向けた種をまこう~」を策定いたしました。「既存事業の強靭化」と「新事業への参入」を戦略テーマとし、外部環境に振り回されない経営体質の構築を目指し様々な施策に取り組んでおります。
その結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は、期初より引き続き需要が安定していたことにより、3,361百万円(前年同四半期比0.5%減)となりました。また、利益につきましては、原価低減により受注品の粗利益率が向上したことに伴い売上総利益は728百万円(前年同四半期比7.9%増)、営業利益は294百万円(前年同四半期比13.9%増)、経常利益は274百万円(前年同四半期比28.9%増)とそれぞれ増益となりました。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は178百万円(前年同四半期比43.2%増)と増益になりました。
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ821百万円増加し、8,094百万円となりました。これは主に、棚卸資産が157百万円減少しましたが、現金及び預金が232百万円、受取手形及び売掛金が148百万円、電子記録債権が519百万円それぞれ増加したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ628百万円増加し、5,833百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が92百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が148百万円減少しましたが、短期借入金が807百万円、その他流動負債が58百万円それぞれ増加したことによるものであります。
純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べ192百万円増加し、2,261百万円となりました。これは主に、当第2四半期連結累計期間において親会社株主に帰属する四半期純利益178百万円を計上したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ、226百万円増加し、722百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、330百万円(前年同四半期連結累計期間は62百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益で271百万円、棚卸資産の減少で157百万円資金がそれぞれ増加しましたが、売上債権の増加で667百万円、仕入債務の減少で92百万円資金がそれぞれ減少したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、86百万円(前年同四半期連結累計期間は70百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出で56百万円、定期預金の預入による支出で23百万円資金がそれぞれ減少したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得た資金は、644百万円(前年同四半期連結累計期間は7百万円の増加)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出で238百万円資金が減少しましたが、短期借入金の純増減額で807百万円、長期借入れによる収入で90百万円資金がそれぞれ増加したものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
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