【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 業績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行により、インバウンド需要が回復しつつあり、外食・旅行などの民間消費が伸びるなど国内需要を中心に、緩やかに回復しております。しかしながら、世界的な資源の高騰、為替の大きな変動、賃上げに伴う人件費の増加など、価格転嫁による物価の高騰による景気への影響は予断を許さない状況にあります。
このような環境の中、当社グループは、新型コロナウイルス感染拡大防止策をとりつつ、通信販売のさらなる拡充や、顧客の購買回復に向けた販売促進を積極的に展開してまいります。また、社内業務の効率化、平準化に取り組むとともに、多様化するお客様のニーズに対してきめ細やかな対応をするため、品質・価格・品揃えにこだわった店舗政策に取り組み顧客満足度向上に努めております。
当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は、増加するも十分な回復に至らず、150億56百万円(前年同期比8.0%増)となりました。営業損益は、原価率の増加や、家賃・販促費・人件費などの販売費及び一般管理費の増加により3億65百万円の損失(前年同期は2億70百万円の損失)となり、経常損益は、海外子会社における為替差益などにより1億90百万円の損失(前年同期は43百万円の損失)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損益は、1億8百万円の損失(前年同期は4百万円の損失)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
① 宝飾品外部顧客への売上高は、70周年記念キャンペーンなどお客さまとのコミュニケーションを強めていく取り組みを強化し進めてまいりましたが、126億1百万円(前年同期比7.7%増)となり、セグメント損益は、原価率の増加や、家賃・販促費など販売費及び一般管理費の増加により、1億81百万円の損失(前年同期は1億54百万円の損失)となりました。
② 眼鏡外部顧客への売上高は、店頭での打ち出し等の見直しや人材育成などを強化してまいりましたが、13億12百万円(前年同期比1.1%増)となり、セグメント損益は、原価率の増加や新規出店に伴う費用など販売費及び一般管理費の増加により、18百万円の損失(前年同期は25百万円の利益)となりました。
③ 食品販売・飲食店外部顧客への売上高は、よりオリジナリティのある商品開発に取り組むなど、マーケットの変化に対応してまいりましたが、11億42百万円(前年同期比22.4%増)となり、セグメント損益は、原価率の増加や新規出店に伴なう費用など販売費及び一般管理費の増加もあり、1億67百万円の損失(前年同期は1億44百万円の損失)となりました。
当四半期における当社グループの主な店舗展開は以下のとおりです。
セグメント
宝飾品
眼鏡
食品販売・飲食店
会社名
As-meエステール㈱
キンバレー㈱
エステールホールディングス㈱
前期末店舗数
360
67
32
新規出店
1
4
4
閉店
△5
△2
△1
当四半期末店舗数
356
69
35
(2) 財政状態当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末の338億41百万円より9億50百万円増加し、347億91百万円となりました。主な増減は、現金及び預金の増加4億94百万円、商品及び製品などの棚卸資産の増加3億18百万円、有形固定資産の増加1億70百万円及び受取手形及び売掛金の増加1億16百万円と、敷金及び保証金の減少1億3百万円などであります。負債合計は、前連結会計年度末の198億61百万円より13億54百万円増加し、212億15百万円となりました。主な増減は、長期借入金の増加10億55万円及び1年内返済予定の長期借入金の増加2億19百万円などであります。純資産合計は、前連結会計年度末の139億80百万円より4億4百万円減少し、135億75百万円となりました。主な増減は、剰余金の配当2億86百万円及び親会社株主に帰属する四半期純損失1億8百万円などによる利益剰余金の減少3億95百万円による利益剰余金の減少などであります。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末の65億28百万円より4億81百万円増加し、70億10百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは2億40百万円のマイナス(前年同期は10億24百万円のマイナス)となりました。これは主に減価償却費2億7百万円の資金増加と、棚卸資産の増加3億18百万円及び売上債権の増加1億11百万円の資金減少によるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは1億91百万円のマイナス(前年同期は1億81百万円のマイナス)となりました。これは主に敷金保証金の回収1億62百万円の収入と、固定資産の取得2億79百万円の支出によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動におけるキャッシュ・フローは8億94百万円のプラス(前年同期は2億56百万円のプラス)となりました。これは主に長期借入金の増加12億75百万円(純額)の収入と、配当金の支払2億86百万円及び自己株式の取得92百万円の支出によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
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