【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス禍の規制が緩和され、経済活動は正常化に向かいつつある一方、ロシアのウクライナ侵攻や円安に伴うエネルギー・材料価格の高止まり等により依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主要販売先である自動車業界は、半導体や部品不足による供給制約が改善傾向にあり、自動車メーカーの生産活動に持ち直しの動きが出ています。
このような企業環境下、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高79億35百万円(前年同期比15.1%増加)、営業利益2億28百万円(前年同期比291.3%増加)、経常利益1億68百万円(前年同期比37.0%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益80百万円(前年同期比34.0%増加)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(エンジン部品事業)
半導体不足が改善されつつある自動車メーカー各社の生産増加に伴い、売上は増加しました。利益面では、売上の増加に加え、電力費や材料上昇分の一部価格転嫁等により、増益となりました。その結果、売上高64億99百万円(前年同期比24.1%増加)、営業利益3億85百万円(前年同期比191.3%増加)となりました。
(機械装置事業)
顧客の景気動向の見極めによる設備投資の延期の影響等により、機械装置事業は減収減益となりました。その結果、売上高3億82百万円(前年同期比34.2%減少)、営業損失1億57百万円(前年同期は営業損失1億54百万円)となりました。
(環境機器事業)
エアーポンプの売上は前期同等に推移したものの、ディスポーザシステム販売の売上減少に加え、プロダクトミックス等により、環境機器事業は減収減益となりました。その結果、売上高9億80百万円(前年同期比3.0%減少)、営業損失8百万円(前年同期は営業利益72百万円)となりました。
(その他の事業)
当セグメントには、運輸事業及びサービス事業を含んでおります。
売上高72百万円(前年同期比7.7%増加)、営業利益3百万円(前年同期比23.9%増加)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ2億79百万円(前連結会計年度末比0.8%)増加し、339億82百万円となりました。
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ2億24百万円(前連結会計年度末比1.1%)増加し、202億40百万円となりました。
この増加の主な要因は、現金及び預金の増加8億6百万円、原材料及び貯蔵品の増加2億96百万円や受取手形及び売掛金の減少10億14百万円等によるものであります。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ54百万円(前連結会計年度末比0.4%)増加し、137億41百万円となりました。
この増加の主な要因は、有形固定資産の増加1億1百万円等によるものであります。
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ2億74百万円(前連結会計年度末比1.6%)増加し、174億50百万円となりました。
この増加の主な要因は、短期借入金の増加10億円や支払手形及び買掛金の減少4億8百万円等によるものであります。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べ5億31百万円(前連結会計年度末比8.3%)減少し、58億31百万円となりました。
この減少の主な要因は、長期借入金の減少5億27百万円等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ5億36百万円(前連結会計年度末比5.3%)増加し、107億円となりました。
この増加の主な要因は、為替換算調整勘定の増加4億62百万円等によるものであります。
(2) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は86百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 重要な設備
当第1四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設は、次のとおりであります。
会社名
事業所名(所在地)
セグメントの名称
設備の内容
投資総額(百万円)
着手年月
完了予定年月
提出会社
名張工場
(三重県名張市)
エンジン
部品
生産設備
882
2023年4月
2024年8月
提出会社
ゆめぽりす工場
(三重県伊賀市)
エンジン
部品
生産設備
681
2023年6月
2024年10月
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