【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症が2023年5月より5類に移行され、社会経済活動が一段と正常化に向かうなか、ウクライナ情勢による地政学的な緊張が続くなどから、先行きの不透明な状況が続きました。物流機械を取り扱う当社グループにとって、円安や輸送コストの上昇圧力は依然強く、今後とも厳しい経営環境が続くと思われます。こうした状況下、当社グループは、新しいニーズに対応する新製品の開発などを進め、持続的な成長軌道の回復に向けた基盤づくりに取り組みました。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、2,062,068千円(前年同四半期比10.4%減)、営業利益は40,411千円(前年同四半期比36.0%減)、経常利益は38,115千円(前年同四半期比30.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3,156千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益532千円)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。○日本売上高は、1,961,804千円(前年同四半期比7.3%減)、セグメント損失(営業損失)は、2,967千円(前年同四半期のセグメント利益は111,621千円)となりました。○マレーシア売上高は、584,081千円(前年同四半期比20.6%減)、セグメント利益(営業利益)は、45,442千円(前年同四半期のセグメント損失は66,412千円)となりました。○中国売上高は、345,977千円(前年同四半期比11.6%減)、セグメント利益(営業利益)は、23,518千円(前年同四半期比68.3%増)となりました。
(2)財政状態の分析(資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べて4.5%減少し、10,670,795千円となりました。これは主に、現金及び預金が220,301千円減少したことによります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて1.0%減少し、4,800,823千円となりました。これは主に、建物及び構築物が24,003千円減少したことによります。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて3.4%減少し、15,471,619千円となりました。(負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べて12.0%減少し、3,099,337千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が350,646千円減少したことによります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて0.2%減少し、1,087,936千円となりました。これは主に、リース債務が18,363千円減少したことによります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて9.2%減少し、4,187,274千円となりました。(純資産)純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1.1%減少し、11,284,344千円となりました。これは主に、利益剰余金が138,476千円減少したことによります。この結果、自己資本比率は72.9%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、27,095千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(7)主要な設備当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。
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