【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 業績の状況当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日まで)における当社グループの事業環境は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け停止していた自動化投資の回復、半導体の需要増加に伴う設備投資の増加により、需要は高い水準で推移しました。前年度から経済活動が回復した中国に加え、北米、欧州地域においても経済の正常化に伴う市況回復により、総じて拡大基調となりました。用途別の売上高につきましては、前年同期比で、自動車やスマートフォン、家電などの生産自動化に使用される産業用ロボット向けが増加したことに加え、半導体製造装置向け、車載向け、その他一般産業機械向けなどの用途が増加しました。これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比48.8%増加の263億41百万円となりました。損益面につきましては、販売費及び一般管理費は増加しましたが、売上高の増加に伴う増益効果の影響により、営業利益は35億27百万円(前年同期は営業損失2億12百万円)となりました。また、主に営業利益の増益に伴い、親会社株主に帰属する四半期純利益も22億18百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失16百万円)となりました。なお、製品群別の売上高は、減速装置が前年同期比56.4%増加の217億40百万円、メカトロニクス製品が同21.0%増加の46億円で、売上高比率はそれぞれ、82.5%、17.5%となりました。
報告セグメントの業績は、以下のとおりであります。
(日本)中国市場を中心に自動化設備投資が積極的に行われたことにより、産業用ロボット向けの需要が増加したことに加え、半導体、自動車などの需要も高い水準で推移したことにより、半導体製造装置向け、車載向けの需要が増加し、売上高は前年同期比79.2%増加の172億8百万円となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、増収の影響により、前年同期比269.1%増加の52億64百万円となりました。
(北米)コロナ禍からの正常化が進み、医療機器向け及び半導体製造装置向けの需要が回復したことにより、売上高は前年同期比11.4%増加の29億84百万円となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、増収の影響により、前年同期比5.1%増加の2億14百万円となりました。
(欧州)北米セグメントと同様に経済の正常化に伴い、主に産業用ロボット向けの需要が増加し、売上高は前年同期比13.4%増加の61億47百万円となりました。また、ハーモニック・ドライブ・エスイー株式取得時に計上した無形資産に係る償却費7億92百万円の負担により、1億10百万円のセグメント損失(経常損失)(前年同期はセグメント損失2億24百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比で12億95百万円増加(前連結会計年度末比0.9%増)し、1,413億23百万円となりました。これは、増収に伴い受取手形及び売掛金が36億54百万円増加(前連結会計年度末比37.3%増)したことに加え、設備投資の実行により有形固定資産が28億2百万円増加(前連結会計年度末比6.7%増)した一方で、保有株式の時価変動に伴い投資有価証券が26億62百万円減少(前連結会計年度末比15.6%減)したことが主な要因です。負債は、前連結会計年度末に比べて155億41百万円増加(前連結会計年度末比51.9%増)し、455億10百万円となりました。これは、連結子会社ハーモニック・ドライブ・エスイー(欧州セグメント)の完全子会社化にあたり調達した短期借入金が110億円増加(前連結会計年度末比4,853.2%増)したことに加え、支払手形及び買掛金が20億4百万円増加(前連結会計年度末比83.1%増)したことが主な要因です。純資産は、前連結会計年度末比で142億46百万円減少(前連結会計年度末比12.9%減)し、958億13百万円となりました。これは、連結子会社ハーモニック・ドライブ・エスイー(欧州セグメント)を完全子会社化したことに伴い資本剰余金が73億17百万円減少(前連結会計年度末比24.3%減)したことに加え、非支配株主持分が71億70百万円減少(前連結会計年度末比100.0%減)したことが主な要因です。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の73.5%から67.8%になりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて24億55百万円減少し、175億41百万円となりました。 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動による収入は40億8百万円となりました。(前年同期は61億32百万円の収入)これは、税金等調整前四半期純利益を35億15百万円、減価償却費を34億43百万円計上したことに加え、仕入債務が19億3百万円増加した一方で、売上債権が35億16百万円、たな卸資産が16億91百万円増加したことが主な要因です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動による支出は13億69百万円となりました。(前年同期は7億35百万円の支出)これは、有形固定資産の取得による支出が15億78百万円あったことが主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における財務活動による支出は54億34百万円となりました。(前年同期は13億85百万円の支出) これは、連結子会社ハーモニック・ドライブ・エスイー(欧州セグメント)の完全子会社化にあたり調達した資金を含む短期借入による収入が114億円あった一方で、完全子会社化を企図した連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出が147億87百万円、配当金の支払いによる支出が9億63百万円あったことが主な要因です。
(4) 事業及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は13億72百万円であります。
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