【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和により社会経済活動の正常化が進み、個人消費や設備投資に持ち直しが見られ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、円安の進行、原材料・資源価格の高騰や世界的な金融引き締めに伴う影響などにより、先行き不透明な状況が続いております。当社グループの主要な取引先である自動車業界では、車載半導体等の供給制約が緩和したことで、2023年上半期(1月~6月)の国内新車販売台数は2年ぶりに増加に転じました。このような環境のなか、当第1四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、売上高は1,675,403千円(前年同期比23.5%増)と増収となり、営業損失29,655千円(前年同期は158,087千円の営業損失)、経常利益30,340千円(前年同期は105,889千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益20,466千円(前年同期は72,642千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)を計上しました。
当第1四半期連結会計期間末における資産の合計は、8,835,308千円(前連結会計年度末8,362,032千円)となり、473,276千円増加しました。流動資産は4,092,953千円となり218,362千円増加し、固定資産は4,742,355千円となり254,913千円増加しました。当第1四半期連結会計期間末における負債の合計は、5,304,535千円(前連結会計年度末5,049,051千円)となり、255,483千円増加しました。流動負債は4,677,497千円となり252,516千円増加し、固定負債は627,037千円となり2,967千円増加しました。当第1四半期連結会計期間末における純資産の合計は、3,530,773千円(前連結会計年度末3,312,981千円)となり、217,792千円増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、91,801千円減少し623,870千円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第1四半期連結累計期間において、営業活動の結果支出した資金は、3,832千円(前年同期は94,406千円の収入)となりました。この主な要因は、減価償却費の計上及び仕入債務の増加額等の資金の増加がありましたが、売上債権の増加額及び棚卸資産の増加額等の資金の減少があったこと等によるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第1四半期連結累計期間において、投資活動の結果支出した資金は、24,471千円(前年同期は42,460千円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第1四半期連結累計期間において、財務活動の結果支出した資金は、82,117千円(前年同期は80,254千円)となりました。これは主に、短期借入金の返済及びリース債務の返済によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、19,540千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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