【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の分析当社グループにおいては、選ばれる会社・勝ち抜く会社に向けた強化、真のグローバル企業への取り組み強化、持続可能な企業基盤の強化の3つを柱として、強固で持続可能なグローバル企業を目指しております。2022年度から2024年度の中期経営目標としては「稼ぐ力を強化し、フリーキャッシュフロー(FCF)の増加をはかる」としております。生産効率の向上などの稼ぐ力をさらに強化し、FCFの増加を着実にはかることで、株主の皆様への還元にあてるとともに、有利子負債の返済、今後の成長への投資に配分していきます。当社グループが大切にしてきたものに「環境」「安心」「豊かな生活」の3つの提供価値があります。「環境」は、自然環境への負荷を低減する排気系部品です。「安心」は、人を危険から守り、安心できるボデー・内装部品です。「豊かな生活」は、生活品質を高める製品・サービスです。今後も株主・投資家の皆様はもとより、お客様・全従業員・地域社会をはじめとする全てのステークホルダーの皆様へ価値提供と情報発信を増やしてまいります。当第2四半期連結累計期間の業績は、部品供給不足の影響で低下していた客先稼働が回復したことにより、売上高は4,033億円(前年同四半期比23.6%増)、営業利益は94億円(前年同四半期は2億円の営業損失)、経常利益は95億円(前年同四半期は2億円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は67億円(前年同四半期は11億円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。①日本売上高は1,863億円(前年同四半期比34.3%増)となりました。セグメント利益は62億円(前年同四半期比40.2倍増)となりました。②北米売上高は1,090億円(前年同四半期比38.7%増)となりました。セグメント利益は5億円(前年同四半期は22億円のセグメント損失)となりました。③欧州売上高は357億円(前年同四半期比10.9%増)となりました。セグメント利益は4億円(前年同四半期比23.8%減)となりました。④中国売上高は449億円(前年同四半期比6.4%減)となりました。セグメント利益は10億円(前年同四半期比31.0%増)となりました。⑤アジア売上高は314億円(前年同四半期比8.9%減)となりました。セグメント利益は10億円(前年同四半期比149.1%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産については、現金及び預金の増加等により、前連結会計年度末に比べて68億円増加し、3,265億円となりました。負債については、短期借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べて76億円減少し、2,123億円となりました。純資産については、利益剰余金、為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度末に比べて144億円増加し、1,141億円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ73億円増加し、176億円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果、得られた資金は298億円であり、前年同四半期の205億円の収入に比べ93億円(45.4%増)の収入の増加となりました。これは主に仕入債務の増減の変動によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果、使用した資金は85億円であり、前年同四半期の117億円の支出に比べ32億円(27.4%減)の支出の減少となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果、使用した資金は146億円(前年同四半期は75億円の支出)となりました。これは主に短期借入金の純増減額の減少によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,546百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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