【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、2023年5月に新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同等の感染症法の分類に引き下げられ、経済活動の正常化の動きが進みましたが、円安の進行や原材料価格、エネルギー価格の高騰などにより、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
外食業界におきましては、ライフスタイルの変化、お客様の消費行動の変化、各種値上がりへの対応などの課題はあるものの、お客様のご来店客数は着実に回復傾向にあります。 このような状況のなか、当社グループは「お客様からありがとうと言われる企業になろう」という企業理念のもとお客様に満足してお帰りいただき、また来たいと思っていただけるよう、継続してQSCAの向上に取り組んでまいりました。創業39周年となる今年はお客様への感謝の気持ちを込め、39周年感謝祭を企画し、大ボリュームのやわらか牛ひれ一口ステーキ390gなど、魅力ある商品をご提供してまいりました。また、夏には、「スタミナ応援夏まつり」として、日本の夏の定番であるうなぎや、牛ロースステーキをご用意いたしました。あわせて、本格的なアジアンフードをお楽しみいただける「夏のアジアンフェス」を企画し、チムニー公式ツイッター「はなちゃん@チムニー宣伝部」にて、リツイートキャンペーンを実施いたしました。9月からは、「御馳走の秋。フェア」として、鶏レバーを使った濃厚リッチな「グラフォア」と大粒牡蠣フライなど、おすすめの旬の食材をご提供する企画を開催いたしました。当第2四半期連結会計期間においては、第1四半期連結会計期間から継続して、宴会、インバウンド及び国内旅行団体の集客が堅調に推移しており、DX推進やメニュー改定によるコスト高への対応等もあわせ、業績は順調に推移しました。昨年から強化に努めているWEB販促では、人気YouTuberとコラボし、からあげグランプリで金賞を受賞した旨塩からあげを使用した「とろうま唐揚げカレー」を開発いたしました。店舗開発としましては、直営店2店舗、FC店1店舗を出店するとともに、お客様に居心地の良い空間を提供するため、店舗のブラッシュアップ(改装、業態転換、修繕等)をすすめてまいりました。なお、7月1日に連結子会社シーズライフを吸収合併し、当社直営店が9店舗増加、連結子会社の直営店が9店舗減少しております。コントラクト事業におきましては、引き続き、安全・安心な「また行きたくなる店舗づくり」を心掛け、各種フェアの実施や宴会の獲得に努めてまいりました。
以上の結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は12,345百万円(前年同期比40.2%増)、営業利益は418百万円(前年同期は1,489百万円の営業損失)、経常利益は持分法による投資利益55百万円の計上などにより、493百万円(前年同期は1,472百万円の経常損失)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は207百万円(前年同期は1,583百万円の純損失)となりました。これは、7月1日に吸収合併した株式会社シーズライフの事業について今後の計画を見直した結果、当初想定されていた収益が見込めなくなったため、同事業に係るのれんの減損損失196百万円を計上したこと等により、合計で374百万円の特別損失となったこと、及び繰延税金資産の追加計上により法人税等調整額△111百万円を計上したこと等によります。
当第2四半期連結累計期間の店舗数につきましては、以下のとおりであります。
前期末
新規出店
吸収合併
閉店
FC転換数
直営転換数
第2四半期末
直営店
219
2
9
△13
△1
-
216
コントラクト店
94
-
-
-
-
-
94
全直営店計
313
2
9
△13
△1
-
310
FC店
156
1
-
△6
1
-
152
当社合計
469
3
9
△19
-
-
462
(連結子会社)
(株)紅フーズコーポレーション
18
-
-
-
-
-
18
めっちゃ魚が好き(株)
9
-
-
-
-
-
9
(株)シーズライフ
11
-
△9
△2
-
-
-
当社グループ合計
507
3
-
△21
-
-
489
財政状態につきましては、当第2四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比べて633百万円減少し、17,407百万円となりました。この主な要因は、売掛金が121百万円増加した一方で、現金及び預金が215百万円、のれんが443百万円減少したこと等によります。当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べて731百万円減少し、13,080百万円となりました。この主な要因は、買掛金が773百万円、未払金が415百万円増加した一方で、有利子負債が2,021百万円減少したこと等によります。当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比べて98百万円増加し、4,327百万円となりました。この主な要因は、その他有価証券評価差額金が110百万円減少した一方で、当第2四半期連結累計期間の業績により親会社株主に帰属する四半期純利益を207百万円計上したこと等によります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、営業活動により1,864百万円増加、投資活動により58百万円減少、財務活動により2,021百万円減少した結果、前連結会計年度末より215百万円減少し7,222百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果増加した資金は、1,864百万円(前年同期は826百万円の増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益119百万円、減価償却費154百万円、減損損失341百万円、のれん償却額247百万円、仕入債務の増加773百万円、未払金の増加289百万円があったこと等によるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果減少した資金は、58百万円(前年同期は135百万円の減少)となりました。主な内訳は、差入保証金の回収による収入が113百万円あった一方で、固定資産の取得による支出が143百万円、固定資産の除却による支出が36百万円あったこと等によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果減少した資金は、2,021百万円(前年同期は240百万円の減少)となりました。主な内訳は、短期借入金の返済による支出が2,000百万円あったこと等によるものです。
(3) 経営方針・経営戦略等当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。