【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウィズコロナの新たな段階へと移行が進められ、景気は緩やかな持ち直しの動きが見られました。しかしながら、世界的な金融引締め等が続き、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっており、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等による影響に注視が必要な状況で推移しました。
このような環境下、当社グループでは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めつつ、2022年5月に「第4次中期経営計画」(2023年3月期~2025年3月期)を発表しました。同計画において、「成長をスパイラルアップするフレームづくり」を基本方針として掲げ、重点施策である「価値創造のフレームづくり」「経営資源の集中と深化」「経営基盤の強化」へ取り組みました。具体的には、マーケティングの高度化に向けた「攻めのDX」の基礎づくりや、生産性向上の加速に向けたワークアウトの体系化・浸透及び「守りのDX」の基礎づくり等を推進しました。また、戦略的アセットマネジメントとして、婚礼会場1施設の閉館、安置施設1施設の開設及び葬祭会館の改築や開設の準備等を進めました。更に、コーポレートガバナンスの充実として、業務執行取締役に対する譲渡制限付株式報酬制度の導入や、取締役会の実効性評価に向けた対応等を実施しました。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、主に葬祭・婚礼・生花事業における増収により売上高は4,773百万円(前年同期比9.3%増)となりました。一方で、国際情勢の影響等により仕入原価の上昇や為替差損の計上が生じたものの、売上高増加に伴う増収に加え、販売費及び一般管理費の圧縮等により営業利益は331百万円(同83.5%増)、経常利益は349百万円(同58.2%増)となりました。また、法人税等調整額の増加等により親会社株主に帰属する四半期純利益は169百万円(同60.6%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであり、売上高についてはセグメント間の内部売上高または振替高を除き記載しております。
① 葬祭事業
営業エリアの死亡者数は増加傾向で推移しました。一方で、新型コロナウイルス感染症の影響による参列の自粛や会食利用の減少等はコロナ禍前の水準まで回復しておらず、葬儀の小規模化が継続しました。
このような状況の下、2022年7月に安置施設「とわノイエ 黒岩」(福島県福島市)を開設するとともに、2022年10月のリニューアルオープンに向けて葬祭会館「こころ斎苑 きずな」(福島県福島市)を改築し、小規模葬儀ニーズへの対応を進めました。また、広告宣伝による事前相談への誘致、オプション品の販売促進による葬儀施行単価の低下抑制、法事・仏壇仏具の販売や葬儀施行後の会員募集によるアフターフォロー営業の強化等に注力し、葬儀施行件数並びに葬儀施行単価等が前年同期よりも増加しました。
その結果、売上高は2,580百万円(前年同期比9.5%増)、営業利益は253百万円(同41.8%増)となりました。
② 石材事業
国際情勢の影響等により、海外における原石の在庫不足、仕入原価の上昇及び石材商品の入荷遅延等が継続しました。一方で、ベトナムにおける墓石販売については、新型コロナウイルス感染症の影響による営業活動の停滞は回復に向かいました。
このような状況の下、石材卸売において既存取引先への販売促進に注力するとともに、石材小売において来店客誘致と店舗営業の強化及び墓石のリフォーム・メンテナンスの提案等を推進しました。しかしながら、石材卸売・石材小売ともに販売数量等が前年同期よりも減少したことに加え、仕入原価が上昇しました。
その結果、売上高は1,303百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は88百万円(同28.1%減)となりました。
③ 婚礼事業
新型コロナウイルス感染症の影響による挙式・披露宴の自粛や縮小等はコロナ禍前の水準まで回復しておらず、婚礼の需要減少並びに小規模化が継続しました。
このような状況の下、事業環境の変化等を踏まえ、2022年6月にゲストハウス「アニエス郡山」(福島県郡山市)を閉館しました。また、広告宣伝による新規来館への誘致、高付加価値な婚礼形式の訴求やオプション品の販売促進による婚礼施行単価の低下抑制、料飲ビジネスの拡充等に注力し、婚礼施行単価並びに宴会施行件数等が前年同期よりも増加しました。
その結果、売上高は487百万円(前年同期比48.2%増)、営業損失は75百万円(前年同期は営業損失183百万円)となりました。
④ 生花事業
新型コロナウイルス感染症の影響による葬儀の小規模化は継続しているものの、生花需要は前年同期よりも回復が見られました。
このような状況の下、葬儀社への祭壇生花の提案、生花店や葬儀社へのオンラインショップの訴求及び架電・SNSによる情報発信の強化等、新規取引先の開拓と既存取引先への深耕に注力し、生花及び生花商品の卸売数量が前年同期よりも増加しました。
その結果、売上高は312百万円(前年同期比18.5%増)、営業利益は74百万円(同6.3%増)となりました。
⑤ 互助会事業
2022年4月に組織改革を行い、互助会会員の営業部門を葬祭事業へ移管するとともに、葬祭事業からの手数料収入や当社に対する経営管理料等を見直しました。
その結果、売上高は4百万円(前年同期比40.3%増)、営業損失は9百万円(前年同期は営業利益9百万円)となりました。
⑥ その他(装販部門)
オリジナル紙棺「悠舟」や高級棺の販売促進等に注力し、棺の卸売数量並びに販売単価が前年同期よりも増加しました。一方で、国際情勢の影響等により、仕入原価が上昇しました。
その結果、売上高は82百万円(前年同期比15.3%増)、営業損失は1百万円(前年同期は営業利益1百万円)となりました。
財政状態の状況は次のとおりであります。
(資産合計)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は18,642百万円(前連結会計年度末比0.6%増)となりました。
流動資産は5,120百万円(同10.9%増)となりました。これは主に現金及び預金が252百万円増加、有価証券が188百万円増加及びその他(未収還付法人税等)が54百万円増加したことによるものです。
固定資産は13,521百万円(同2.8%減)となりました。これは主に減価償却費計上で建物及び構築物が78百万円減少及び前払式特定取引前受金保全のための国債償還期限が1年以内になったことで投資有価証券が196百万円減少したことによるものです。
(負債合計)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は10,445百万円(前連結会計年度末比0.5%減)となりました。
流動負債は1,205百万円(同2.6%減)となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が37百万円減少したことによるものです。
固定負債は9,240百万円(同0.3%減)となりました。これは主に長期借入金が35百万円減少したことによるものです。
(純資産合計)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は8,196百万円(前連結会計年度末比2.0%増)となりました。これは主に利益剰余金が113百万円増加、為替換算調整勘定が38百万円増加したことによるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に
比べ252百万円増加し3,676百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローで得られた資金は398百万円となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上345百万円、減価償却費175百万円、貸倒引当金の増加額43百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローで使用した資金は17百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出132百万円、貸付金の回収による収入67百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローで使用した資金は129百万円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出73百万円、配当金の支払額56百万円によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
資本の財源及び資金の流動性に係る情報について、前連結会計年度の有価証券報告書「資本の財源及び資金の流動性に係る情報」に記載した内容から重要な変更はありません。
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