【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大傾向の中、日本国内においては、その感染症拡大により企業活動への影響が拡大しました。経済活動の再開の動きが見られたものの、新たな変異株の急速な拡大により新型コロナウイルス感染症が再拡大し、加えてサプライチェーンの停滞および半導体不足や原材料価格の高騰などの影響から、景気の先行きは極めて不透明な状況のまま推移しました。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は、3,234百万円(前年同期比13.9%減)となりました。セグメントごとでは、自動車部品製造事業が自動車メーカーの半導体不足による減産を主な要因とする四輪部品等の減少により2,847百万円、工作機械製造事業が専用工作機械等の減少により387百万円となりました。
利益面につきましては、営業損失は、工作機械製造事業における売上の減少及び自動車部品製造事業における売上の減少やエネルギー価格の高騰等が主な要因となり358百万円(前年同期は営業利益28百万円)となりました。経常損失は、上記と同様の理由により249百万円(前年同期は経常利益152百万円)となりました。その結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は264百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益151百万円)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、仕掛品が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ170百万円増加し、7,509百万円となりました。
負債につきましては、短期借入金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ471百万円増加し、2,833百万円となりました。
純資産につきましては、利益剰余金が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ301百万円減少し、4,676百万円となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、22百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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