【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間(2023年1月1日~2023年9月30日)における当社グループの経営環境は、米中貿易摩擦の長期化や新型コロナウイルス感染症の影響、原材料価格の高騰、加えてウクライナ情勢の長期化に伴う原油価格や為替相場の急激な変動など、依然として先行き不透明な状況が続きました。なお、これらの影響は今後も一定期間は継続することが懸念されております。このような状況の下、当社グループでは、当期を最終年度とする中期経営計画「PROGRESS 2023」における経営基本戦略を着実に推進し、目標達成に向けて各種施策に取り組んでおります。また、新型コロナウイルス感染症への対応につきましても、日本、中国、アメリカなど8ヶ国21社の各拠点において、引き続き従業員の感染リスクの低減と安全確保を図りながら、お客様への供給責任を果たすべく事業活動を実施しております。 当第3四半期連結累計期間は、半導体などの部品供給の改善に加え、グローバルでの生産体制及び供給体制の強化に取り組んだ結果、サプライチェーンが改善されました。一方で、上期は自動車・産業機器用製品などの分野において顧客における需要が想定よりも堅調に推移しましたが、足下では上期で進んだ受注残の解消の影響や、顧客における在庫調整の影響、さらには中国市場の低迷の影響が出てきております。その結果、売上高は前年を若干上回る結果となりました。利益面でも、上期での受注残の解消の影響や、顧客における在庫調整の影響、さらには中国市場の低迷の影響も出てきておりますが、原価低減活動、サプライチェーンの改善による物流費の削減、さらには材料価格上昇分への対応として、製品価格の改定に継続的に取り組んだ結果、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は前年を上回りました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は33,544百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は2,044百万円(同32.9%増)、経常利益は2,206百万円(同21.7%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,633百万円(同38.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
期別
売上高
営業利益
セグメント別
前第3四半期連結累計期間(百万円)
当第3四半期連結累計期間(百万円)
増減率(%)
前第3四半期連結累計期間(百万円)
当第3四半期連結累計期間(百万円)
増減率(%)
日本
17,825
18,817
5.6
733
1,159
58.0
欧米
7,725
9,507
23.1
92
212
129.2
アジア(日本を除く)
6,135
5,220
△14.9
728
697
△4.3
消去
-
-
-
△16
△24
-
合計
31,686
33,544
5.9
1,538
2,044
32.9
(注)増減率につきましては、表示単位未満を四捨五入しております。
①日本
当第3四半期連結累計期間は、半導体などの部品供給の改善に加え、グローバルでの生産体制及び供給体制の強化に取り組んだ結果、サプライチェーンが改善されました。一方で、上期は自動車・産業機器用製品などの分野において顧客における需要が想定よりも堅調に推移しましたが、足下では上期で進んだ受注残の解消の影響や、顧客における在庫調整の動きも出てきております。その結果、売上高は前年を若干上回る18,817百万円(前年同期比5.6%増)となりました。利益面でも、上期での受注残の解消の影響や、足下での顧客における在庫調整の影響も出てきておりますが、原価低減活動、サプライチェーンの改善による物流費の削減、さらには材料価格上昇分への対応として、製品価格の改定に継続的に取り組んだ結果、営業利益は1,159百万円(前年同期比58.0%増)となりました。②欧米当第3四半期連結累計期間は、半導体不足による影響も緩和されたことに加え、北米における自動車産業での需要が回復傾向にあることや、欧州での空調用ハーネスの需要が好調に推移したことにより、売上高は9,507百万円(前年同期比23.1%増)となりました。利益面では、売上高の増加に加え、サプライチェーンの改善による物流費の削減や、材料調達コストの増加への対応として、製品価格の改定に継続的に取り組んだ結果、営業利益は212百万円(前年同期比129.2%増)となりました。一方で、足下では北米自動車産業での需要回復により、メキシコ工場での材料調達遅れによる生産性悪化の影響や、ペソ高による為替影響なども出てきております。③アジア(日本を除く)当第3四半期連結累計期間は、上期で進んだ受注残の解消の影響に加え、中国市場の低迷及び顧客における生産調整などにより、アジアでの売上高は5,220百万円(前年同期比14.9%減)となりました。利益面では、主に中国市場での売上高の減少に伴い、営業利益は697百万円(前年同期比4.3%減)となりました。また、中国市場の低迷の影響、日本・欧米での在庫調整の動きから、アジアにおける景気の回復は今後も遅れる懸念があります。
財政状態の分析は、次のとおりであります。<資産>資産合計は、38,209百万円(前期末比1,334百万円増)となりました。主に、現金及び預金1,296百万円、棚卸資産680百万円及び有形固定資産835百万円が増加し、受取手形、売掛金及び契約資産が1,664百万円減少いたしました。<負債>負債合計は、14,464百万円(前期末比1,224百万円減)となりました。主に、長期借入金が697百万円増加し、支払手形及び買掛金626百万円及び短期借入金1,936百万円が減少いたしました。<純資産>純資産合計は、23,744百万円(前期末比2,558百万円増)となりました。主に、利益剰余金1,417百万円及び為替換算調整勘定1,051百万円が増加いたしました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、353百万円であります。
