【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況①財政状態
a.資産流動資産は、小幅な変動に止まり、2,246,921千円(前連結会計年度末比46,416千円の増加)となりました。固定資産は、引き続き設備投資を抑制しているため3,514,190千円(同266,397千円の減少)となりました。また、繰延資産は、2,016千円(同680千円の減少)となりました。この結果、総資産は、5,763,128千円(同220,662千円の減少)となりました。
b.負債流動負債は、1,217,890千円(同518,142千円の減少)となりました。これは主として、金融機関からの借入資金の借り換えを実施したため1年内返済予定の長期借入金が481,393千円減少するなどしたことによります。固定負債は、1,604,961千円(同226,591千円の増加)となりました。これは主として、金融機関からの借入資金の借り換えを実施したため長期借入金が425,502千円増加する一方、設備投資の抑制により長期割賦未払金が197,666千円減少するなどしたことによります。この結果、総負債は2,822,852千円(同291,550千円の減少)となりました。
c.純資産純資産は、2,940,276千円(同70,888千円の増加)となりました。これは、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益として155,125千円増加、配当により48,752千円減少したことにより106,372千円増加した一方で、新株予約権が35,484千円減少したことによります。
②経営成績当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は3,089,431千円(前年同四半期比56.8%減)、営業利益は229,300千円(同82.4%増)、経常利益は218,867千円(同102.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は155,125千円(同5.0%増)であります。
a.カラオケ関係事業当セグメントでは、業務用カラオケ機器及び周辺機器の賃貸並びに卸売事業を行っております。顧客であるカラオケ関係事業者の多くは通常営業に戻っており、当セグメントの事業活動におきましても、顧客店舗のサポートや新規オープン予定店舗に対する営業活動も活発化してまいりました。この様な状況により当セグメントの業績は、売上高は1,532,732千円(同17.1%増)、セグメント利益(営業利益)は191,377千円(同2.5%増)となりました。
b.スポーツ事業当セグメントは、スポーツクラブ「JOYFIT」を2店舗、24時間型フィットネス・ジム「JOYFIT24」を18店舗、フィットネス・ジム「FIT365」を7店舗、ホットヨガスタジオ「LAVA」を1店舗、合計28店舗を運営しております。新型コロナウイルス感染拡大の波はあるものの会員数は着実に増加しており、当セグメントの業績は、売上高は1,246,554千円(同3.7%増)、セグメント利益(営業利益)は95,583千円(同151.6%増)となりました。
c.IP事業当セグメントは、店舗及び住宅の賃貸並びにコインパーキング「T.O.P.24h」の運営をしております。コインパーキング事業におきましては、当第3四半期連結会計期間末日現在、大阪府、兵庫県、京都府におきまして55ヵ所714車室のコインパーキングを運営しております。前事業年度に食料品・生活雑貨小売事業から撤退したことによる管理物件減少の影響があるものの、店舗及び住宅の賃貸並びにコインパーキングの運営はいずれも安定して推移しております。また、管理体制を見直すなどして経費の圧縮も実施した結果、当セグメントの業績は、売上高は310,144千円(同13.5%減)、セグメント利益(営業利益)は42,367千円(同45.1%増)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当第3四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動該当する事項はありません。