【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)におけるわが国経済は、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあって、景気の持ち直しが見られました。しかしながら、国際情勢に起因する資源価格の高騰や供給面での制約による物価上昇など、先行き不透明な状況が続いております。当社グループが携わるパチンコ業界におきましては、依然としてパチンコホールの営業店舗数が年々減少する厳しい市場環境にありますが、徹底した感染症対策を講じながら営業を継続しており、全遊技機の稼動状況は、2022年10月~12月の期間平均で前年同期比105.4%となりました。種別稼動状況につきましては、パチンコ機は昨年度に登場した遊技機が引き続きファンから高い支持を得ており、10月~12月の期間平均は前年同期比102.8%と堅調に推移しました。パチスロ機は6月よりパチスロ6.5号機、11月よりスマートパチスロの導入が順調に始まり、ファンから高い支持を得た遊技機の登場もあって、10月~12月の期間平均は前年同期比110.1%と大幅に上昇しました(当社「DK-SIS」データ比較)。スマート遊技機に対する市場の期待感は高く、第3四半期末時点でパチスロ機全体におけるスマートパチスロの設置割合は6.0%(当社「DK-SIS」データより)となっておりますが、今後設置割合は増加することが想定されるため、スマート遊技機に対応するための設備投資は活発化する見込みです。このような市場環境のもと、情報システム事業におきましては、スマートパチスロの登場により、スマート遊技機に必要となるカードユニットや関連製品への需要が集中したため、増産体制の構築、関連部材の調達等につとめました。また第2四半期に引き続き、スマート遊技機のデータ管理に最適なAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」へのシステムアップによる入替促進や、スマート遊技機登場によって変化する市場環境への対応に関連した「Market-SIS」等のMIRAIGATEサービスの拡販を行いました。制御システム事業におきましては、既存のパチンコ機に加え、事業領域拡大のため、引き続きパチスロ機の開発体制の強化及び製造環境の再整備に取り組み、パチスロ機1機種の製造を行いました。この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高232億86百万円(前年同期比22.2%増)、営業利益39億49百万円(同160.7%増)、経常利益41億44百万円(同161.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益28億32百万円(同122.6%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(情報システム事業)当事業の第3四半期連結累計期間は、世界的な半導体不足による影響が継続しているなか、スマートパチスロ導入に向けた活発な設備投資需要に対し、最大限に応えられるよう準備を進めてまいりました。このような市場環境のもと、「パチンコホール向け製品等」の売上は、スマートパチスロ導入に伴い、スマート遊技機専用ユニットを含む当社カードユニット「VEGASIA」やパチスロ需要が高いファン向け情報公開端末「BiGMO PREMIUM」の販売台数が順調に推移した結果、前年同期を大幅に上回りました。「サービス」の売上は、主要なサービスが堅調に推移したほか、「ClarisLink」、「Market-SIS」等の新規サービスや市場変化への対応に関連するMIRAIGATEサービスの加盟店舗数が増加したこともあり、前年同期を上回りました。この結果、当事業の売上高は192億20百万円(前年同期比30.5%増)、セグメント利益は46億67百万円(同117.0%増)となりました。
(制御システム事業)当事業の第3四半期連結累計期間は、前期に実施された新規則機への入替が完了したことによる反動とスマート遊技機の動向を探る動きが期初より続いており、市場全体における遊技機販売台数は減少しましたが、11月にスマートパチスロの市場投入が順調に開始されたことにより、パチスロ機の遊技機販売台数が増加するなど、今後の市場の活性化が期待されます。このような市場環境のもと、表示ユニット及び制御ユニット販売は前年同期を下回りましたが、部品販売は好調に推移し前年同期を上回りました。また、取引先遊技機メーカーの民事再生手続きによる債権に対する貸倒損失を計上しました。この結果、当事業の売上高は40億71百万円(前年同期比6.2%減)、セグメント利益は4億4百万円(同16.6%減)となりました。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間
当第3四半期連結累計期間
増減額
増減率(%)
売上高
19,058
23,286
4,227
22.2
情報システム事業
14,727
19,220
4,493
30.5
制御システム事業
4,341
4,071
△269
△6.2
営業利益
1,515
3,949
2,434
160.7
経常利益
1,583
4,144
2,560
161.7
親会社株主に帰属する四半期純利益
1,272
2,832
1,560
122.6
(注)セグメントの業績の金額には、セグメント間取引が含まれております。
(2) 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末の総資産は、営業債務の決済などに伴う現金及び預金の減少はありましたが、スマート遊技機に必要となるユニットや関連製品への需要増に対応するべく調達につとめた結果として、製品が増加しております。また、当第3四半期連結会計期間の売上が好調に推移したため、営業債権が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて39億92百万円増加の454億82百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の負債は、製品仕入の増加に伴い営業債務が増加しております。また、所得の増加に伴う未払法人税等も増加したことにより、前連結会計年度末に比べ18億23百万円増加の121億71百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の純資産は、配当金の支払がありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ21億68百万円増加の333億10百万円となりました。自己資本比率は73.2%(前連結会計年度末比1.9ポイント下降)となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億98百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
