【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス新規感染者数の減少とともに人流が回復したことなどにより回復基調の中で推移しました。しかしながら今なお続く感染症の波や足元の資源価格の高騰、更には急激な外国為替変動など、今後の景気回復には依然として予断を許さない状況が継続しています。このような経済環境のなか当社は、創業100周年という節目の今事業年度をコロナ禍からの回復の年と位置づけ、その実現に向けて、営業・接客・調理の各部門の総合力を発揮して邁進しております。感染症の拡大不安が払拭されない状況のなか、飛沫感染対策・接触感染対策の徹底など、お客様ならびに従業員の安全を最優先にした運営はもちろんのこと、100年の歴史に裏付けされた東京會舘ブランドという無形の資産をお客様のニーズと結び付けられるよう、100周年メニューや商品の開発、記念イベントの開催などを積極的に実施してまいりました。また、2022年11月には東京會舘本舘「レストラン プルニエ」が『ミシュランガイド東京 2023』にて一つ星を獲得し、100周年に華を添えることとなりました。東京會舘では、引き続き新型コロナウイルスとインフルエンザ同時流行の懸念に備え、従業員に更なる感染予防対策を再徹底するなど、お客様が安心してご利用いただける体制の強化を図っております。当第3四半期累計期間の売上高は、婚礼部門の売上高がコロナ禍前の水準を上回るまで、一般宴会の売上高が前年同期を大きく上回るまで回復したことに加え、感染症の波が社会経済活動に与えるインパクトが縮小したことにより食堂の来客数も増加し、売上高は大幅に増加し9,570百万円(前年同期比3,251百万円増加)となりました。一方、経費面では、継続的な原価管理の徹底に加え、調理・接客における効率的な現場オペレーションの確立による変動人件費率の圧縮など、コスト管理の高度化を推進してまいりました。その結果、営業利益は98百万円(前年同四半期は営業損失1,215百万円)となりました。社員の雇用・感染症防止対策・営業時間の短縮などに対する助成金や協力金を営業外収益に計上した一方、当局による支給処理の過誤により助成金の一部を返還したことに伴う損失を営業外費用に計上したことなどにより、経常利益は154百万円(前年同四半期は経常損失215百万円)となりました。また、四半期純利益は126百万円(前年同四半期は四半期純損失245百万円)となりました。
(2)財政状態の状況総資産は、前事業年度末に比べて28百万円減少し24,913百万円となりました。その主な要因は、売掛金が305百万円、有価証券が1,000百万円、投資有価証券が221百万円それぞれ増加し、現金及び預金が927百万円、流動資産の「その他」に計上した未収入金が57百万円、有形固定資産が535百万円それぞれ減少したことであります。負債は、前事業年度末に比べて310百万円減少し17,508百万円となりました。その主な要因は、未払金が148百万円増加し、未払法人税等が169百万円、長期借入金が180百万円、固定負債の「その他」に計上したリース債務が170百万円それぞれ減少したことであります。純資産は、四半期純利益の計上などにより、前事業年度末に比べ純額で282百万円増加し7,404百万円となりました。これらの結果、自己資本比率は前事業年度末に比べて1.1ポイント増加して29.7%となりました。
(3) 生産、受注及び販売の実績当第3四半期累計期間において、受注及び販売の実績が著しく増加しております。受注高は前年同四半期比48.5%増加の7,096百万円、販売高は前年同四半期比51.4%増加の9,570百万円となりました。この増加の主因は「(1)経営成績の状況」に記載のとおりであります。
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