【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが第5類へ移行し、経済活動の本格的な再開が加速したことに加えて、水際対策の緩和によるインバウンド需要の回復も消費の回復を後押しする結果となりました。その一方、世界的な金融引き締めによる影響や中国経済の先行き懸念、ウクライナ・ロシア情勢の長期化による地政学リスクに伴う原油等のエネルギー価格や原材料価格の高騰、大幅な円安等の為替変動の影響等により、個人消費や消費行動へ与える影響による先行き不透明な状況が続いております。こうした中、当社グループが属する不動産業界では、資材価格高騰に伴う住宅価格の上昇や物価高による消費マインド低下などの影響はありますが、引き続き低水準にある資金調達コストを背景として投資家の投資意欲は旺盛であり、不動産市場は概ね堅調に推移しております。また、当社が注力するホテル関連分野の市場におきましては、海外からの訪日観光客を中心として、観光需要の回復は鮮明となっており、レジャー目的を中心とした宿泊施設の需要回復は、今後も期待できるものと考えております。その一方、当社が注力する中国本土からの訪日観光客数は、未だ低水準に留まっております。一時は中国政府が日本への海外団体旅行を解禁したことで、訪日客増加が期待されましたが、福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出開始に伴う中国の反発により、日本への旅行キャンセルが多く報じられており、日本国内で高まった中国からの観光需要拡大への過度な期待は収束しつつあります。このような状況の下、当社グループでは、創業からの主事業であります「不動産事業」に加え、ホテル・宿泊施設等の運営、支援、開発等の事業を行う「ホテル運営事業」に軸足を置き、事業の整備と成長のための投資を進めてまいりました。また、当社の連結子会社である株式会社大多喜ハーブガーデンを中心とし、ハーブガーデン施設の運営・卸売り販売を行う「ハーブガーデン運営事業」に注力してまいりましたが、2023年8月29日付「連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、連結子会社である株式会社大多喜ハーブガーデン及びハーブ生産出荷組合株式会社は、当第2四半期連結会計期間をもって、当社グループの連結対象から除外となりました。その他、「その他事業」として、連結子会社である 瀛創(上海)商務咨洵有限公司において国内インバウンド送客の準備、ジャパンホテルインベストメント株式会社においてホテル投資ファンドの組成・運営を準備し、それぞれ注力してまいりました。この結果、売上高は747,055千円(前年同四半期比157.3%増)、営業利益は1,306千円(前年同四半期は営業損失214,224千円)、経常損失は1,060千円(前年同四半期は経常損失208,594千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は35,979千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する当期純損失208,714千円)となりました。セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、前連結会計年度より、従来「その他」に含まれていた「ハーブガーデン運営事業」について量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更しております。(不動産事業)不動産事業につきましては、当第2四半期連結累計期間において、主にプロパティマネジメントに注力しましたが、その他、販売用不動産の売却が一件成立し、売却額が収益に大きく寄与したことで、売上高は440,822千円(前年同四半期比256.3%増)、セグメント利益(営業利益)は219,188千円(前年同四半期比2,682.1%増)となりました。(ホテル運営事業)ホテル運営事業につきましては、自社ブランドやグローバルホテルブランドのホテル運営及び開発、並びにアドバイザリーやサードパーティオペレーターとしての活動に注力しましたが、当社が注力する中国本土からの訪日観光客需要が回復に至っていないこと、そして新規ホテルの開業が遅れたことにより、売上高は202,700千円(前年同四半期比281.4%増)、セグメント損失(営業損失)は44,934千円(前年同四半期は77,728千円の営業損失)となりました。(ハーブガーデン運営事業)ハーブガーデン運営事業につきましては、連結子会社の大多喜ハーブガーデンが運営するハーブガーデンにおいて、ハーブ生産が増加したことにより卸売販売額は好調であったものの、ハーブガーデンのレストラン、ショップの来場者需要が、当第2四半期連結累計期間においては低調であったことにより、売上高は103,533千円(前年同四半期比8.8%減)、セグメント損失(営業損失)は4,175千円(前年同四半期は2,659千円の営業損失)となりました。なお、ハーブガーデン運営事業は、当第2四半期連結会計期間をもって、当社グループの事業報告セグメントより除外されます。(その他)その他事業につきましては、中国からの国内インバウンド送客を担う連結子会社の瀛創(上海)商務咨洵有限公司における国内インバウンド送客事業、及びジャパンホテルインベストメント株式会社におけるホテル投資ファンドのいずれも事業準備中であるため経費のみが発生し、前第2四半期連結累計期間、当第2四半期連結累計期間ともに売上高はありませんでした。この結果、セグメント損失(営業損失)は16,225千円(前年同四半期は16,276千円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の分析当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産は前連結会計年度末に比べ134,926千円増加し1,145,417千円となりました。これは主として、現金及び預金が354,593千円増加したこと等によるものです。固定資産は前連結会計年度末と比べ57,872千円減少し110,209千円となりました。これは主として、有形固定資産が59,861千円減少したこと等によるものです。繰延資産は、開業費が10,717千円増加し、13,156千円となりました。この結果、資産合計は前連結会計年度末と比べ87,770千円増加し、1,268,782千円となりました。当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債は前連結会計年度末と比べ30,359千円増加し209,486千円となりました。これは主として、その他流動負債が38,812千円増加したこと等によるものです。固定負債は前連結会計年度末に比べ16,632千円増加し325,811千円となりました。これは主として転換社債型新株予約権付社債が300,000千円増加したこと等によるものです。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ46,992千円増加し、535,298千円となりました。当第2四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ40,777千円増加し、733,484千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、907,009千円となりました。また、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は269,730千円(前年同四半期は353,979千円の使用)となりました。これは主として、棚卸資産の減少による収入179,931千円及びその他の資産の減少による収入99,124千円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果獲得した資金は46,497千円(前年同四半期は104,670千円の使用)となりました。これは主として、定期預金の払戻による収入100,000千円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出26,777千円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は138,585千円(前年同四半期は28,325千円の使用)となりました。これは主として、社債の発行による収入297,186千円及び長期借入金の返済による支出162,788千円があったこと等によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
