【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限が解除され、持ち直しの動きが見られたものの、ウクライナ紛争の長期化によるエネルギー価格の高騰や円安進行による物価上昇、各国の政策金利引き上げによる金融不安等の影響により、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主要事業分野であります自動車関連業界におきましては、半導体供給不足の緩和により生産活動が徐々に回復しつつあるなか、中国におけるNEV市場拡大に伴う競争激化、原材料価格の高騰が続いており厳しい経営環境にあります。
当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高は47,332百万円(前年同期比3.2%増)、営業損失は276百万円(前年同期は1,137百万円の損失)、経常利益は208百万円(前年同期比183.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,114百万円(前年同期は562百万円の損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(a) 日本
主要顧客の自動車生産台数が前年同期と比べ増産となったことにより、売上高は19,123百万円(前年同期比3.2%増)となり、営業損失は131百万円(前年同期は90百万円の利益)となりました。
(b) 北米
為替影響により売上高は13,772百万円(前年同期比9.1%増)、営業損失は1,293百万円(前年同期は1,689百万円の損失)となりました。
(c) アジア
中国における自動車生産台数が減少したことにより、売上高は14,436百万円(前年同期比1.8%減)、営業利益は667百万円(前年同期比16.3%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果減少した資金は、407百万円(前年同期は3,889百万円の減少)、投資活動の結果減少した資金は、315百万円(前年同期比57.5%減)、財務活動の結果減少した資金は、1,884百万円(前年同期は1,147百万円の増加)となりました。 この結果、当第2四半期末の現金及び現金同等物の残高は13,893百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、407百万円の減少となりました。これは主として、棚卸資産の減少額が1,665百万円であったものの、仕入債務の減少額が2,302百万円であったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、315百万円の減少となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出が402百万円であったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,884百万円の減少となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出が771百万円、短期借入金の純減額が475百万円であったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動に係る費用の総額は871百万円であります。なお、当該金額には既存製品の改良、応用等に関する費用が含まれており、「研究開発費等に係る会計基準」(企業会計審議会)に規定する「研究開発費」は90百万円であります。
また、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
#C7266JP #今仙電機製作所 #輸送用機器セクター