【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、資源価格の高騰や円安の進行により物価が上昇したもののインバウンド需要の回復により景気が押し上げられ、企業の設備投資も高水準の企業収益に下支えされ回復基調が続きました。世界経済は、欧州ではウクライナ情勢に起因する高インフレや金融引き締めにより、中国では新型コロナウイルス感染症に対する活動制限によりそれぞれ景気が下押しされた一方、北米では景気の回復基調が続き、企業の設備投資も堅調に推移しました。しかしながら、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけとしたサプライチェーンの混乱により、製造業における生産・販売活動は先行き不透明な状態が続いております。
このような環境のなかで、当グループは「人々の 心豊かな 暮らしのために」をパーパスに掲げ、ロボティクスと自動化技術を礎に、製造・介護・物流などの分野において、驚きと感動を与える商品・サービスをお届けすることで社会に新しい価値を創造し、人々の笑顔があふれるサステナブルで心豊かな社会の実現を目指しています。主力事業である電子部品実装ロボットの分野では、ハイエンドモデルである「NXTR」によるお客様の生産自動化・省人化の実現を目指すとともに、「変種変量生産」のご要望にも応えるべく、新たに拡張型オールインワン装着機「AIMEXR」を開発、発表しました。また、工作機械の分野では、主力機種「CS」「TN」シリーズの拡販を進めつつ、ガソリン車から電気自動車(EV)への転換を見据え、モーター部品加工に強みがある「ANW」シリーズをバージョンアップしました。さらにお客様のご要求に応える「ターンキー技術」、「ロボットシステムによる自動化」の強化に努めてまいりました。そのほか、全社を挙げて、カーボンニュートラルに向けて環境に配慮した省エネ設計、ものづくりの効率化を推進してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は115,461百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて6,106百万円(5.6%)増加しました。一方、部材の価格高騰および供給不足により、営業利益は20,127百万円と、前第3四半期連結累計期間に比べて1,179百万円(5.5%)減少しました。また、為替市場における円安の進行により為替差益が増加したことから、経常利益は21,909百万円と、前第3四半期連結累計期間に比べて330百万円(1.5%)減少にとどまり、親会社株主に帰属する四半期純利益は前第3四半期連結累計期間と比べて739百万円(4.6%)減少し、15,463百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
ロボットソリューション
主力製品であるマウンター市場は、欧米を中心に車載・産業機器等の継続的な設備投資により底堅く、売上高は105,420百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて4,171百万円(4.1%)増加しました。一方、部材コストの高騰や販管費の増加により、営業利益は23,376百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて761百万円(3.2%)減少しました。
マシンツール
北米を中心とする自動車関連設備需要増に伴い、売上高は7,399百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて1,623百万円(28.1%)増加しましたが、営業損益は648百万円の損失(前年同四半期:営業損失486百万円)となりました。
その他
制御機器製造、電子機器製造、画像処理開発などのその他事業の売上高は2,640百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて311百万円(13.4%)増加しました。一方、営業利益は58百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて13百万円(18.1%)減少しました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は168,622百万円となり、前連結会計年度末から2,643百万円増加しました。これは主に、現金及び預金が11,182百万円、未収消費税(流動資産のその他に含みます)が1,646百万円減少した一方、棚卸資産が10,166百万円、受取手形及び売掛金が6,300百万円増加したことによるものであります。固定資産は78,141百万円となり、前連結会計年度末から809百万円増加しました。
この結果、資産合計は、246,764百万円となり、前連結会計年度末から3,453百万円増加しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は26,244百万円となり、前連結会計年度末と比べ6,792百万円減少しました。これは主に、前受金(流動負債のその他に含みます)が2,034百万円増加した一方、未払法人税等が4,335百万円、支払手形及び買掛金が3,714百万円減少したことによるものであります。固定負債は1,451百万円となり、前連結会計年度末と比べ38百万円減少しました。
この結果、負債合計は、27,696百万円となり、前連結会計年度末と比べ6,831百万円減少しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は219,068百万円となり、前連結会計年度末から10,285百万円増加しました。これは主に、配当金の支払により利益剰余金が7,234百万円減少した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益により利益剰余金が15,463百万円、為替市場における円安の進行により為替換算調整勘定が2,511百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べ10,988百万円減少し48,549百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは3,227百万円の収入(前年同四半期:6,249百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益などのプラス要因が、法人税等の支払額や棚卸資産の増加額などのマイナス要因を上回ったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは7,381百万円の支出(前年同四半期:6,024百万円の支出)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出などによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは7,852百万円の支出(前年同四半期:6,440百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額によるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において,当グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、6,418百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において,当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設の計画は次のとおりであります。
設備の新設
・豊田事業所の機械加工設備更新(2025年1月完了予定)702百万円の設備投資を計画し、資金は自己資金で調達いたします。
・子会社ファスフォードテクノロジ株式会社の研究開発棟新設(2023年12月完了予定)2,400百万円の設備投資を計画し、資金は自己資金で調達いたします。
#C6134JP #FUJI #機械セクター
