【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の状況当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、行動制限の緩和等により社会経済活動の回復に向けた動きが見受けられたものの、新たな変異株出現の懸念や、長期化しているウクライナ情勢に起因するエネルギー、原材料価格の高騰や円安の進行に伴う物価上昇等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。当社におきましても、半導体の供給不足や一部自動車メーカーの不正発覚により、輸送用機械等の受注環境は悪化しております。このような状況の中、当社は、営業部門におきましては、旧来の札幌支店を2課制とした札幌統括支店の新設などの営業強化を図り、コロナ禍においても営業資産の増強、営業目標の完全達成を目指しスタートしました。その結果、当第3四半期累計期間における新規受注高は、32,824百万円(前年同四半期比3.8%減)となりました。当第3四半期累計期間の売上高は、リース資産の増加及び当期より繰延処理が廃止された割賦契約の増加等により32,879百万円(同11.6%増)、営業利益は668百万円(同17.6%増)、経常利益は匿名組合投資利益の増加等により806百万円(同26.2%増)、四半期純利益は520百万円(同21.6%増 )となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、売上高は1,706百万円、売上原価は1,639百万円増加し、営業利益、経常利益及び税引前四半期純利益はそれぞれ67百万円増加しております。セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。なお、各セグメントにおける売上高については「外部顧客に対する売上高」の金額、セグメント利益については報告セグメントの金額を記載しております。
[リース・割賦・営業貸付]当セグメントの新規受注高は31,855百万円(前年同四半期比3.1%増)、営業資産残高は103,972百万円(前期末比3.1%増)となりました。売上高はリース資産の増加及び当期より繰延処理が廃止された割賦契約の増加等により29,797百万円(前年同四半期比11.7%増)、セグメント利益は292百万円(同27.9%増)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は1,706百万円増加し、セグメント利益は67百万円増加しております。
[不動産賃貸]当セグメントの新規受注高は883百万円(前年同四半期比72.6%減)、営業資産残高は17,956百万円(前期末比2.0%増)となりました。売上高は不動産賃貸料収入の増加により3,055百万円(前年同四半期比10.8%増)、セグメント利益は851百万円(同4.2%増)となりました。
[その他]当セグメントの新規受注高は86百万円(前年同四半期比764.8%増)、営業資産残高は155百万円(前期末比92.7%増)となりました。売上高はリース資産の増加等により27百万円(前年同四半期比24.2%増)、セグメント利益は21百万円(同11.6%増)となりました。
(2) 財政状態の状況当第3四半期会計期間末の総資産は、前期末比3,844百万円増加し140,292百万円となりました。これは主にリース投資資産及び割賦債権の増加によるものです。負債合計は、前期末比2,859百万円増加し130,504百万円となりました。これは主に債権流動化に伴う長期支払債務の増加及び短期借入金の減少によるものです。純資産合計は、前期末比985百万円増加し9,788百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。なお、収益認識会計基準等の適用により利益剰余金の当期首残高は551百万円増加しております。
(3) 営業取引の状況
①契約実行高
セグメントの名称
当第3四半期累計期間
金額(千円)
前年同四半期比(%)
リース・割賦・営業貸付事業
ファイナンス・リース
23,012,257
100.5
オペレーティング・リース
―
―
割賦販売事業
11,124,184
106.7
営業貸付事業
476,046
64.9
リース・割賦・営業貸付事業計
34,612,487
101.6
不動産賃貸事業
1,041,699
26.7
その他
86,359
864.8
合計
35,740,545
94.1
(注) ファイナンス・リース、割賦販売事業及び不動産賃貸事業については取得した資産の購入金額、オペレーティング・リースについては賃貸物件の取得価額を表示しております。なお、再リース取引の実行額は含んでおりません。
②営業資産残高
セグメントの名称
前事業年度末(2021年12月末日)
当第3四半期会計期間末(2022年12月期第3四半期)
期末残高(千円)
構成比(%)
期末残高(千円)
構成比(%)
リース・割賦・営業貸付事業
ファイナンス・リース
75,308,916
63.5
77,252,048
63.3
オペレーティング・リース
297,379
0.3
280,429
0.2
割賦販売事業
23,290,656
19.7
24,701,191
20.2
営業貸付事業
1,935,001
1.6
1,738,072
1.4
リース・割賦・営業貸付事業計
100,831,952
85.1
103,971,740
85.2
不動産賃貸事業
17,607,762
14.9
17,955,959
14.7
その他
80,571
0.1
155,258
0.1
合計
118,520,285
100.0
122,082,956
100.0
(注) リース・割賦・営業貸付事業のうち、ファイナンス・リースについてはリース債権及びリース投資資産残高を、オペレーティング・リースについては賃貸物品の帳簿価額を、割賦販売事業については割賦債権額を表示しております。
(4) 経営方針・経営戦略等当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動該当事項はありません。
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