【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から経済社会活動の正常化が進みましたが、急激な為替変動や物価上昇の影響もあり、持ち直しの動きに一部弱さがみられました。
海外経済においても緩やかな持ち直しが続いておりますが、インフレの進行による各国の金融引締め、中国における感染の再拡大等により、一段と先行きが不透明となっております。
当社グループを取り巻くエレクトロニクス業界におきましては、産業機器市場は底堅く推移しましたが、車載市場において半導体や部材の調達難による生産停滞からの回復傾向に遅れがみられ、また半導体関連の設備投資は一部に見直す動きがあり、先行きが不透明な状況が続いております。
このような環境の下、売上高は246億94百万円(前年同期比15.3%増)となりました。売上高が増加したことにより、営業利益は23億81百万円(同38.0%増)となりました。円安による為替差益により、経常利益は26億45百万円(同54.4%増)となりました。固定資産売却益5億64百万円(特別利益)、為替換算調整勘定取崩額1億44百万円(特別損失)により、親会社株主に帰属する四半期純利益は22億1百万円(同79.5%増)となりました。
主なセグメント別の経営成績は、次のとおりです。
(電線・加工品)
半導体検査装置ケーブルは売上が堅調に推移し、産業機器用ケーブルはじめ、その他のケーブル全般の売上も伸長しました。車載用ケーブルは各自動車メーカーの生産調整の影響を受けましたが、為替換算の影響もあり売上増加となりました。エネルギー産業関連ケーブルは第1四半期連結累計期間に生じた北米市場における部材調達難の影響がありましたが、売上は堅調に推移しました。以上により、売上高は216億2百万円(前年同期比14.0%増)となりました。売上の増加等により、セグメント利益は24億40百万円(同23.6%増)となりました。
(電子・医療部品)
ネットワーク機器は専門用途品の売上が伸長しました。医療用特殊チューブについても新型コロナウイルス感染症の影響から回復したことにより売上が増加となりました。以上により、売上高は30億71百万円(前年同期比27.0%増)となりました。半導体部品の調達難はありましたが、売上が増加したことによりセグメント利益は5億93百万円(同72.1%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末に比べ27億37百万円増加し、443億11百万円となりました。主な増加は、受取手形、売掛金及び契約資産17億57百万円、原材料及び貯蔵品17億22百万円、現金及び預金7億33百万円であり、主な減少は、土地15億17百万円であります。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ1億58百万円増加し、113億14百万円となりました。主な増加は、支払手形及び買掛金4億88百万円、流動負債その他の未払費用2億75百万円、未払法人税等1億98百万円であり、主な減少は、長期借入金8億40百万円であります。 当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ25億78百万円増加し、329億96百万円となりました。主な増加は、親会社株主に帰属する四半期純利益22億1百万円、為替換算調整勘定8億19百万円であり、主な減少は、利益剰余金の配当3億86百万円であります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は1億55百万円であります。電線・加工品事業における研究開発費は1億22百万円であり、電子・医療部品事業における研究開発費は32百万円であります。 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
