【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は78,050百万円(前年同四半期比2.1%減)、売上総利益は29,366百万円(前年同四半期比1.8%減)、営業利益は9,176百万円(前年同四半期比13.9%減)、経常利益は8,904百万円(前年同四半期比18.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,335百万円(前年同四半期比18.6%減)となりました。
売上高は、パソコン関連機器、TV・AV関連機器を中心に需要が低調に推移した影響を受けました。また、半導体不足やコロナ禍でのサプライチェーン停滞を受けて、第1四半期を中心に販売機会を失するといった事象も一部見られましたが、その後、状況は回復途上にあります。一方で、在庫を積み増していた量販店が在庫削減を強化するなど、その状況変化を踏まえて、一部製品群の販売戦略を見直した影響もあり、売上高全体は減少しました。ただし、量販店における当社製品の実販売の改善と店頭在庫管理の取り組みは強化しており、またグループ会社であるハギワラソリューションズ㈱の産業機器向けストレージに対する需要は堅調に推移し、ECにおいてもスマートフォン向け高速充電器などが戦略的な拡販で伸長しました。一部、立ち上げに時間を要している新規事業テーマでは、新製品の投入などに向けた取り組みを進めており、更なる企業価値拡大のためのM&Aなども継続して検討しております。
売上総利益は、海外から米ドルで製品を調達する弊社にとっては、前年同四半期に比して円安が進行し円換算額の原価上昇により大きな影響を受けました。また、期初からの半導体不足及び資源高騰により、弊社の製品群であるパソコン及びデジタル関連製品の原価が大きく上昇し、売上総利益全体は、第1四半期に前年同四半期を下回った影響が大きく、減少しましたが、8月以降、値上げ及び新製品の価格見直しに取り組んでおり、売上総利益率の改善効果が見られます。
営業利益は、開発部門を中心に積極的に人材採用を進め人件費が増加したこと、及び事業継続性と効率性の向上を目的とした兵庫物流センターの本格稼働に伴い減価償却費が増加したことにより、販売管理費及び一般管理費が前年同四半期に比べて増加したことにより、減少しました。
経常利益は、営業利益の減少に加え、急激な円安の進行による為替差損が発生したことにより営業外費用が増加し、減少しました。
品目別の概況は、次のとおりであります。なお、当社グループはパソコン及びデジタル機器関連製品の開発・製造・販売の単一セグメントであるため、商品区分である品目別で概況を記載しております。
(パソコン関連)
eスポーツ向けの製品の投入やECを中心に電源タップなどを戦略的に販売したものの、パソコン本体の出荷台数が低調に推移したこともあり、PCケーブルなどの販売も同様に推移しました。
これらの結果、パソコン関連に係る当第3四半期連結累計期間の売上高は、21,983百万円(前年同四半期比5.5%減)となりました。
(スマートフォン・タブレット関連)
当第3四半期中に発売された販売台数が減少したことにより、ケースやフィルムを中心としたアクセサリ類の販売が落ち込みましたが、高速充電に対応したAC充電器、モバイルバッテリーを中心に戦略的な拡販を行いました。
これらの結果、スマートフォン・タブレット関連に係る当第3四半期連結累計期間の売上高は、14,838百万円(前年同四半期比2.7%増)となりました。
(TV・AV関連)
ヘッドセットマイクやAVケーブル関連の需要が一服し、TV・AV関連に係る当第3四半期連結累計期間の売上高は、12,854百万円(前年同四半期比8.3%減)となりました。
(周辺機器)
グループ会社であるハギワラソリューションズ㈱の売上高が好調であり、ネットワーク関連製品の調達環境の正常化に伴い、法人販路での売上高が好調でした。
これらの結果、周辺機器に係る当第3四半期連結累計期間の売上高は、22,667百万円(前年同四半期比1.4%増)となりました。
(その他)
グループ会社であるロジテックINAソリューションズ㈱のカスタムPC及びタブレットが堅調に推移し、新製品であるアルコールチェッカーの投入もありました。
これらの結果、その他に係る当第3四半期連結累計期間の売上高は、5,706百万円(前年同四半期比1.2%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べ5,062百万円減少し、負債は2,955百万円減少、純資産は2,107百万円減少となりました。
総資産は、以下の要因により前連結会計年度末に比して5,062百万円の減少となりました。
<増加要因>
商品及び製品:半導体不足の影響から機会損失を避ける為、上期を中心に商品仕入が先行した結果、増加しました。なお、当第3四半期以降、不足状況の改善により、在庫削減を進めております。
有形固定資産:兵庫物流センターの設備の取得及び湘南研修所の取得により増加しました。
<減少要因>
現金及び預金:兵庫物流センター及び湘南研修所の取得代金の支払い並びに配当金の支払いにより減少しました。
預け金:自己株式の取得の進行に伴い減少しました。
負債は、設備関係の未払金が減少しました。
純資産は、利益剰余金が増加した一方で、2022年8月まで実施しておりました、自己株式の取得により株主資本の減少が見られました。
(3) キャッシュ・フローの状況
なお、当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、以下の通りです。
営業活動の結果増加した資金は1,570百万円となりました。(前年同四半期は3,577百万円の収入)前年同四半期に比して、運転資本が増加し、収入が減少しました。主な収入は、税金等調整前四半期純利益及び減価償却費です。
投資活動の結果減少した資金は6,001百万円となりました。(前年同四半期は5,195百万円の支出)主な支出は、兵庫物流センターの設備及び湘南研修所の土地・建物の支払いによるものです。
財務活動の結果減少した資金は3,255百万円となりました。(前年同四半期は9,140百万円の支出)、前年同四半期は、自己株式の取得に関する預け金が増加(資金の支出)しましたが、当第3四半期連結累計期間においては自己株式の取得を進め当該預け金が減少しました。主な支出は、配当金の支払いによるものです。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ7,320百万円減少し、34,762百万円となりました。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,600百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。
(8) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(9) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの主要な設備に著しい変動はありません。また、設備の新設除却等の計画に著しい変更はありません。
