【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当第2四半期連結累計期間の売上高は、337億12百万円(前年同四半期比17.9%増)となりました。利益につきましては、営業利益58億94百万円(前年同四半期比120.6%増)、経常利益51億82百万円(前年同四半期比66.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益39億98百万円(前年同四半期比89.0%増)となりました。営業利益と経常利益の前年同四半期比伸び率に大きな差が生じておりますが、これは前期には為替差益を計上したものの、当期はスイスフラン高の急激な進行により、多額の為替差損を計上したことによるものであります。
なお、当第2四半期連結累計期間の海外売上高比率は47.4%(前連結会計年度41.4%)となっております。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①医療用医薬品事業
主力製品である潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」につきましては、海外市場において高用量製剤「アサコール1600mg」の伸長を背景に堅調に推移し、売上は増加いたしました。炎症性腸疾患(IBD)治療剤「エントコート」(国内販売名:「ゼンタコート」)につきましても、海外市場において、カナダ、北欧さらには昨年現地法人を設立したイタリアなどで伸長し、売上は拡大いたしました。また、クロストリジウム・ディフィシル感染症治療剤「ディフィクリア」につきましては、欧州の感染症診療ガイドラインで第一選択薬として推奨される中、営業リソースを積極的に投入した結果、売上を大きく拡大いたしました。なお、「アコファイド」、「フェインジェクト」につきましては、それぞれ内視鏡実施医療機関、消化器科・産婦人科領域を中心に市場構築に努めております。
これらの結果、当事業の売上高は、215億5百万円(前年同四半期比19.5%増)、営業利益は58億67百万円(前年同四半期比90.4%増)となりました。
②コンシューマーヘルスケア事業
「ヘパリーゼ群」につきましては、未だ新型コロナウイルス感染拡大やインバウンド需要の激減などの影響を受けてはいるものの、医薬品ヘパリーゼ群に加え、コンビニエンスストア向けヘパリーゼW群が大幅に伸長したことにより、売上が大きく増加いたしました。「コンドロイチン群」につきましては、積極的な広告宣伝投資などの効果もあり、売上は堅調に推移いたしました。一方、植物性便秘薬「ウィズワン群」は、競合品の影響などにより、売上は減少いたしました。
これらの結果、当事業の売上高は、121億31百万円(前年同四半期比15.2%増)、営業利益は24億54百万円(前年同四半期比24.2%増)となりました。
③その他
保険代理業・不動産賃貸収入などにより、当事業の売上高は75百万円(前年同四半期比1.1%増)、営業利益は1億16百万円(前年同四半期比9.4%減)となりました。
(財政状態の状況)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,344億7百万円となり、前連結会計年度末対比101億25百万円の増加となりました。その内訳は流動資産が487億63百万円で、前連結会計年度末対比70億99百万円の増加、固定資産が856億44百万円で、前連結会計年度末対比30億25百万円の増加となっております。流動資産の増減の主なものは、現金及び預金の増加35億89百万円、受取手形及び売掛金の増加25億12百万円、商品及び製品等の棚卸資産の増加10億80百万円であります。また、固定資産の増減は、有形固定資産の増加5億48百万円、無形固定資産の増加29億59百万円、投資その他の資産の減少4億81百万円であります。
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は725億85百万円となり、前連結会計年度末対比33億95百万円の増加となりました。その内訳は流動負債が479億29百万円で、前連結会計年度末対比37億36百万円の増加、固定負債が246億56百万円で、前連結会計年度末対比3億40百万円の減少となっております。流動負債の増減の主なものは、短期借入金の増加27億27百万円、未払法人税等の増加8億35百万円であります。固定負債の増減の主なものは、長期借入金の減少9億5百万円、契約解除損失引当金の増加3億19百万円、繰延税金負債の増加等固定負債のその他の増加2億64百万円であります。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は618億22百万円となり、前連結会計年度末対比67億29百万円の増加となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上39億98百万円、前期末配当の実施7億99百万円、自己株式の増加5億36百万円、為替換算調整勘定の増加44億38百万円等によるものであります。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は前連結会計年度末と比べ1.6%上昇し、45.8%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、期首残高対比35億89百万円増加し、151億68百万円となりました。これは、主に投資活動によるキャッシュ・フローが9億63百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが21億19百万円のマイナスであったものの、営業活動によるキャッシュ・フローが53億32百万円のプラスであったためであります。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間は53億32百万円の資金の増加となりました(前年同四半期比22億20百万円増)。これは、税金等調整前四半期純利益の計上49億70百万円、減価償却費の計上24億66百万円、賞与引当金の減少5億14百万円、売上債権の増加12億89百万円、棚卸資産の増加4億9百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間は9億63百万円の資金の減少となりました(前年同四半期比7億33百万円増)。これは、有形固定資産の取得による支出9億8百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間は21億19百万円の資金の減少となりました(前年同四半期比10億37百万円減)。これは、短期借入金の増加18億73百万円、長期借入れによる収入5億円、長期借入金の返済による支出30億28百万円、自己株式の取得による支出5億38百万円、配当金の支払い7億98百万円等によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、16億7百万円であります。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フロー
「(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
②資金需要
当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料、仕入商品の購入などのほか、製造費用、販売費及び一般管理費などの営業費用です。研究開発費は、販売費及び一般管理費に計上されております。一方、設備投資をはじめとして有形・無形固定資産などへの投資資金需要が発生いたします。当社グループはこれらの資金需要に自己資金及び社債の発行、長・短期借入金にて対応しております。
