【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況[グローバル販売]当第2四半期連結累計期間のグローバル販売台数は、前連結会計年度より導入した「MAZDA CX-60」及び当連結会計年度より導入した「MAZDA CX-90」のラージ商品群が台数増加を牽引したことや、「MAZDA CX-5」などの主力商品が好調に販売を伸ばしたことから、前年同期比19.9%増の616千台となりました。市場別の販売台数は、次のとおりです。<日本>「CX-60」や「MAZDA CX-8」を中心としたクロスオーバーSUVの販売が増加したことから、前年同期比20.5%増の82千台となりました。<北米>米国は、「CX-5」や「MAZDA CX-30」の販売増加に加え、米国工場2直化による「MAZDA CX-50」の供給増、及び、本年4月より販売を開始した「CX-90」が台数増加に貢献し、前年同期比38.4%増の184千台となりました。北米全体でも、カナダやメキシコでの好調な販売により、前年同期比39.0%増の251千台となりました。<欧州>主要市場であるドイツや英国などで、「CX-60」や「CX-5」を中心に販売が増加したことから、前年同期比34.1%増の90千台となりました。<中国>本年5月に導入した「CX-50」の販売が増加したものの、量販車種である「MAZDA3」の販売減少等により、前年同期比7.6%減の45千台となりました。<その他の市場>主要市場のオーストラリアは、「MAZDA CX-3」の好調な販売に加え、本年7月より販売を開始した「CX-60」も台数増加に貢献し、前年同期比13.3%増の50千台となりました。一方、その他の市場全体では、タイやベトナム等ASEAN市場の販売が減少したことなどにより、前年同期比0.9%減の148千台となりました。
[財政状態及び経営成績]①経営成績当第2四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、売上高は出荷台数の増加や販売単価の改善等により、2兆3,173億円(前年同期比6,748億円増、41.1%増)となりました。営業利益は、出荷台数の増加やラージ商品群導入に伴う台当り変動利益の改善等により、1,296億円(前年同期比744億円増、134.6%増)となりました。経常利益は、為替差益の計上等により1,792億円(前年同期比688億円増、62.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、税金費用684億円等により1,081億円(前年同期比222億円増、25.9%増)となりました。なお、売上高及び全ての利益項目で、第2四半期連結累計期間として過去最高となりました。
②セグメントごとの経営成績日本は売上高が1兆9,171億円(前年同期比5,235億円増、37.6%増)、営業利益は1,167億円(前年同期比635億円増、119.5%増)となりました。北米は売上高が1兆3,346億円(前年同期比4,641億円増、53.3%増)、営業利益は451億円(前年同期比437億円増)、欧州は売上高が4,418億円(前年同期比1,755億円増、65.9%増)、営業利益は108億円(前年同期比38億円増、54.9%増)、その他の地域は売上高が3,759億円(前年同期比700億円増、22.9%増)、営業利益は162億円(前年同期比49億円増、43.1%増)となりました。
③財政状態当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末より2,462億円増加の3兆5,055億円となり、負債合計は、前連結会計年度末より949億円増加の1兆8,974億円となりました。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益1,081億円等により、前連結会計年度末より1,513億円増加の1兆6,081億円となりました。自己資本比率は、前連結会計年度末より1.1ポイント増加の45.3%(劣後特約付ローンの資本性考慮後46.3%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末において、現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より641億円増加の7,812億円となり、有利子負債は597億円減少の5,558億円となりました。この結果、2,254億円のネット・キャッシュ・ポジションとなりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益1,772億円等により、1,651億円の増加(前年同期は6億円の減少)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出458億円等により、558億円の減少(前年同期は500億円の減少)となりました。
以上により、連結フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は、1,093億円の増加(前年同期は506億円の減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済等により、791億円の減少(前年同期は303億円の増加)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、665億円であります。
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