【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における国内及び海外のトラック・建設機械の事業環境は、半導体等の部品不足は改善が進んだものの、円安の進行、世界経済の景気後退懸念等、先行き不透明な状況が継続いたしました。
このような状況のもと、当社グループにおいては、生産変動への対応力強化と合理化活動を継続し、収益の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は988億99百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益は63億56百万円(前年同期比26.7%増)、経常利益は68億57百万円(前年同期比20.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は44億20百万円(前年同期比12.5%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(自動車関連事業)
当セグメントにおける国内及び海外の事業環境及び業績は次のとおりであります。
<国内>
普通トラックの国内需要は前年同期比9.1千台増の34.4千台、小型トラックの国内需要は前年同期比7.6千台増の40.1千台となりました。輸出は普通トラック・小型トラックが前年同期に比べ減少し、当社の生産は前年同期に比べ減少いたしました。
<タイ>
1トンピックアップトラックの国内需要は減少いたしましたが、輸出が堅調に推移したこと等により、TSPKグループの生産は前年同期に比べ増加いたしました。
<米国>
国内需要は増加したものの、一部得意先向け車種の生産が終了したこと等により、PK U.S.A.,INC.の生産は前年同期に比べ減少いたしました。
<インドネシア>
商用車の国内需要は増加いたしましたが、PT.PK Manufacturing Indonesiaの生産は輸出向けが減少したことにより、前年同期に比べ減少いたしました。
<スウェーデン>
欧州での商用車需要は増加いたしましたが、PRESS KOGYO SWEDEN ABの生産は前年同期に比べ減少いたしました。
以上の結果、当セグメントの売上高は816億72百万円(前年同期比13.9%増)となり、セグメント利益は78億73百万円(前年同期比19.4%増)となりました。
(建設機械関連事業)
当セグメントにおける国内及び海外の事業環境及び業績は次のとおりであります。
<国内>
当第2四半期において一部得意先向けの生産調整が発生いたしましたが、尾道工場での新規受注車型立上げ等により、尾道工場及び株式会社協和製作所のキャビン生産は前年同期に比べ増加いたしました。
<中国>
普莱斯工業小型駕駛室(蘇州)有限公司(PRESS KOGYO MINI CABIN(SUZHOU)CO.,LTD.)の生産は国内需要の低迷により、前年同期に比べ減少いたしました。
なお、蘇州普美駕駛室有限公司(PM CABIN MANUFACTURING CO.,LTD.)については2021年9月28日付で解散し清算手続中であります。
以上の結果、当セグメントの売上高は170億65百万円(前年同期比7.8%増)となり、セグメント利益は2億85百万円(前年同期比195.9%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ76億55百万円増加し、1,860億57百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ23億25百万円増加し、696億40百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ53億29百万円増加し、1,164億16百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて38億21百万円増加し、261億50百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同期比33億89百万円(31.1%)増の142億95百万円となりました。これは主としてタイの金型、治具売上計上により棚卸資産が減少した等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前年同期比17億18百万円(39.1%)増の61億17百万円となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出の増加等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前年同期比20億48百万円(30.7%)減の46億23百万円となりました。これは主として短期借入金の純減額の減少等によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は、1億63百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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