【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における国内及び海外のトラック・建設機械の事業環境は、半導体等の部品不足は改善が進んだものの、原材料価格・エネルギーコストの高止まり、急激な為替変動、世界経済の景気後退懸念等、先行き不透明な状況が継続いたしました。
このような状況のもと、当社グループにおいては、生産変動への対応力強化と合理化活動を継続し、収益の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、512億3百万円(前年同期比21.1%増)、営業利益は33億25百万円(前年同期比35.8%増)、経常利益は36億89百万円(前年同期比25.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は23億84百万円(前年同期比46.5%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(自動車関連事業)
当セグメントにおける国内及び海外の事業環境及び業績は次のとおりであります。
<国内>
普通トラックの国内需要は前年同期比3.2千台増の15.1千台、小型トラックの国内需要は前年同期比4.9千台増の19.4千台となりました。輸出は普通トラック・小型トラックともに前年同期に比べ減少いたしましたが、普通トラックの国内生産が増加したことにより、当社の生産は前年同期に比べ増加いたしました。
<タイ>
1トンピックアップトラックの国内需要・輸出の減少により、TSPKグループの生産は前年同期に比べ減少いたしました。
<米国>
国内需要は増加したものの、一部得意先向け車種の生産が終了したこと等により、PK U.S.A.,INC.の生産は前年同期に比べ減少いたしました。
<インドネシア>
商用車の国内需要は増加いたしましたが、輸出の減少により、PT.PK Manufacturing Indonesiaの生産は前年同期に比べ減少いたしました。
<スウェーデン>
欧州での商用車需要は増加いたしましたが、PRESS KOGYO SWEDEN ABの生産は前年同期と同水準となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は421億76百万円(前年同期比22.6%増)となり、セグメント利益は39億22百万円(前年同期比25.4%増)となりました。
(建設機械関連事業)
当セグメントにおける国内及び海外の事業環境及び業績は次のとおりであります。
<国内>
建設機械の国内需要及び輸出が堅調に推移したことや尾道工場での新規受注車型立上げ等により、尾道工場及び協和製作所のキャビン生産は前年同期に比べ増加いたしました。
<中国>
普莱斯工業小型駕駛室(蘇州)有限公司(PRESS KOGYO MINI CABIN(SUZHOU)CO.,LTD.)の生産は国内需要の低迷により、前年同期に比べ減少いたしました。
なお、蘇州普美駕駛室有限公司(PM CABIN MANUFACTURING CO.,LTD.)については2021年9月28日付で解散し清算手続中であります。
以上の結果、当セグメントの売上高は90億10百万円(前年同期比14.5%増)となり、セグメント利益は3億1百万円(前年同期比111.9%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ41億8百万円増加し、1,825億10百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ33億52百万円増加し、706億67百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ7億56百万円増加し、1,118億43百万円となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は、89百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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