【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2023年4~9月)におけるわが国経済は、物価上昇の影響がみられたものの、輸出の持ち直しや政府の経済対策等の効果もあり、緩やかな回復が続きました。
セメント業界におきましては、人手不足や建設コストの上昇等の影響により、官公需、民需ともに減少したことから、セメント国内需要は、前年同期を6.5%下回る17,391千トンとなりました。一方、輸出は、前年同期を31.3%下回りました。 この結果、輸出分を含めた国内メーカーの総販売数量は、前年同期を11.6%下回る20,688千トンとなりました。 このような情勢の中で、当社グループは、中長期ビジョンとして定めた2035年のありたい姿「SOC Vision2035」において、環境解決をキーワードとして、持続的な成長を通じて、社会の中で存在感のある会社となることを目指しております。その最初のステップとして、「2023-25年度 中期経営計画」を策定し、「既存事業収益改善」としてコストアップに対応した国内販売価格の値上げによるセメント事業収益力回復、「成長基盤構築」として半導体製造装置向け電子材料事業へのリソース集中投入による規模拡大・収益力強化、「経営基盤強化」として人材戦略、DX戦略等に係る諸施策に取り組んでまいりました。 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は109,786百万円と前年同期に比べ14,112百万円の増収、経常利益は2,676百万円と前年同期に比べ8,167百万円の増益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、5,878百万円と前年同期に比べ8,789百万円の増益となりました。
セグメントの業績は、次の通りであります。
1
セメント
販売数量が前年同期を下回ったものの、コストアップに対応した国内販売価格の値上げを実施したことなどから、売上高は、77,535百万円と前年同期に比べ12,527百万円(19.3%)の増収となり、損益は、前年同期に比べ8,236百万円の好転となったものの、3,163百万円の営業損失となりました。
2
鉱産品
海外および国内鉄鋼向け石灰石の販売数量が増加したことなどから、売上高は、7,268百万円と前年同期に比べ471百万円(6.9%)の増収となり、営業利益は、1,629百万円と前年同期に比べ364百万円(28.8%)の増益となりました。
3
建材
コンクリート二次製品の販売数量が増加したことなどから、売上高は、10,533百万円と前年同期に比べ189百万円(1.8%)の増収となったものの、生産コストが増加したことなどから、営業利益は、588百万円と前年同期に比べ106百万円(15.4%)の減益となりました。
4
光電子
光計測機器の販売数量が増加したことから、売上高は、1,151百万円と前年同期に比べ13百万円(1.2%)の増収となったものの、生産コストが増加したことなどにより、損益は、167百万円の営業損失と前年同期に比べ17百万円の悪化となりました。
5
新材料 半導体製造装置向け電子材料の販売数量が増加したことから、売上高は、10,645百万円と前年同期に比べ484百万円(4.8%)の増収となったものの、生産コストが増加したことなどから、営業利益は、1,869百万円と前年同期に比べ815百万円(30.4%)の減益となりました。
6 その他
電気設備工事が増加したことに加え、ソフトウエアの販売が増加したことなどから、売上高は、2,652百万円と前年同期に比べ426百万円(19.2%)の増収となり、営業利益は、1,037百万円と前年同期に比べ166百万円(19.2%)の増益となりました。
(2) 財政状況の分析当第2四半期連結会計期間末の総資産は、356,155百万円と前連結会計年度末と比較して402百万円減少しました。増減の主なものは、受取手形、売掛金及び契約資産の増加2,548百万円、原材料及び貯蔵品の減少9,259百万円、有形固定資産の増加5,374百万円です。負債は、167,815万円と前連結会計年度末と比較して4,151百万円減少しました。増減の主なものは、有利子負債の減少6,196百万円です。純資産は、188,340百万円と前連結会計年度末と比較して3,749百万円増加しました。増減の主なものは、利益剰余金の増加3,821百万円です。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によって19,484百万円増加し、また、投資活動によって9,435百万円減少し、財務活動によって8,294百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べて1,918百万円の増加となりました。その結果、当第2四半期連結会計期間末の資金残高は16,418百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間において営業活動により資金は、19,484百万円増加(前年同期は15,776百万円の減少)しました。これは、減価償却費10,098百万円、棚卸資産の減少9,444百万円(収入)等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間において投資活動により資金は、9,435百万円減少(前年同期は9,076百万円の減少)しました。これは、固定資産の取得による支出が14,907百万円となった一方で、投資有価証券の売却による収入が5,764百万円となったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間において財務活動により資金は、8,294百万円減少(前年同期は28,803百万円の増加)しました。これは、コマーシャルペーパーの発行による収入が17,000百万円となった一方で、コマーシャルペーパーの償還による支出が22,000百万円、社債の償還による支出が5,000百万円となったこと等によるものです。 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,747百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
新設
事業所名
所在地
セグメントの名称
設備の内容
投資予定額
資金調達方法
着手及び完了予定
総額(百万円)
既支払額(百万円)
着工
完了
当社岐阜工場
岐阜県本巣市
セメント
排ガス処理設備(No.1キルン)更新工事
1,089
1
自己資金、社債発行資金及び借入金
2023年6月
2025年1月
当社新材料事業部
千葉県市川市
新材料
半導体製造装置向け電子材料生産能力増強(新製造棟建設他)工事
11,960
152
自己資金、社債発行資金及び借入金
2023年7月
2025年12月
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