【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済の景気は、緩やかに持ち直しております。個人消費は、まん延防止等重点措置の終了を受けて、対面型サービスを中心に回復しております。消費者物価上昇率(生鮮食品を除く総合)は、エネルギー価格の高止まりが続く中、食料(生鮮食品を除く)の伸びが高まったことに加え、携帯電話通信料の値下げの影響が縮小したことにより、2022年9月には前年比3.0%まで伸びを高めました。
当社グループの属する業界も、異業種を含む大手企業の新規参入など更なる競合激化は続いており、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しいものとなっております。さらに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大及びウクライナ情勢による事業への影響については、予断を許さない状況であるため、今後も注視してまいります。
このような経済状況のもとで、当社グループは、引き続き積極的に事業を展開しております。当第2四半期連結累計期間においては、かねてより参入していたジェネリック医薬品の分野で、2022年2月に日本国内における製造販売承認を取得した高脂血症用剤(一般名:オメガ-3脂肪酸エチル)が2022年6月に薬価収載され販売を開始いたしました。
また、当社グループの健康理念のもと、長年蓄積してきた原料調達のノウハウを駆使し、開発した当社独自の機能性素材であるローズヒップエキスや、銀粒仁丹に用いたコーティング技術を発展・応用させたシームレスカプセル製造技術を駆使したフレーバーカプセルの販売が堅調に推移しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は6,581百万円となり、前連結会計年度末に比べ323百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が84百万円増加したことによるものであります。固定資産は8,513百万円となり、前連結会計年度末に比べ292百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券の時価評価により投資有価証券が386百万円増加したことによるものであります。
この結果、資産合計は、15,094百万円となり、前連結会計年度末に比べ615百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は2,380百万円となり、前連結会計年度末に比べ249百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が120百万円増加したことによるものであります。固定負債は1,884百万円となり、前連結会計年度末に比べ8百万円減少いたしました。これは主に繰延税金負債が130百万円増加しましたが、約定返済により長期借入金が125百万円減少したことなどによるものであります。この結果、負債合計は、4,264百万円となり、前連結会計年度末に比べ240百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は10,830百万円となり、前連結会計年度末に比べ374百万円増加いたしました。これは主にその他有価証券評価差額金が259百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は71.7%(前連結会計年度末は72.2%)となりました。
b.経営成績
当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高5,413百万円(前年同四半期比15.1%増)、営業利益320百万円(前年同四半期比123.8%増)、経常利益343百万円(前年同四半期比120.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益260百万円(前年同四半期比126.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
① ヘルスケア事業
当セグメントにおきましては前述のとおり、高脂血症用剤(一般名:オメガ-3脂肪酸エチル)の販売が開始し、ジェネリック医薬品の安定供給を目指しています。また、それに加えて当社独自の機能性素材であるローズヒップエキスでは、採用されたアイテムが増えたこともあり、売上高は、4,055百万円(前年同四半期比12.1%増)となりました。
損益面では、ジェネリック医薬品の増産体制移行に伴う費用増や、原油価格の上昇等により、セグメント利益は、67百万円(前年同四半期比57.8%減)となりました。
② カプセル受託事業
当セグメントにおきましては、フレーバーカプセルの販売が前年同四半期と比べ増収となりました。
また、産業用途でのカプセル開発にも長年取り組んできた結果として、外部との共同研究により、当社独自のシームレスカプセル技術を用いた化粧品カプセルの開発に成功しました。
今後も当社独自のシームレスカプセル技術を日本のみならず国外においても展開していくことにより、社会課題解決への取り組みをグローバルニーズへと拡げることができると考えています。
この結果、売上高は、1,355百万円(前年同四半期比25.0%増)となりました。
損益面では、効率的な生産活動と研究開発投資に努めたこともあり、セグメント利益は、251百万円(前年同四半期はセグメント損失16百万円)となりました。
③ その他
当セグメントにおきましては、売上高は、2百万円(前年同四半期比100.0%増)、セグメント利益は、2百万円(前年同四半期比100.0%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,223百万円と前連結会計年度末と比べ84百万円(4.0%)の増加となりました。
当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は547百万円(前年同四半期は510百万円の増加)となりました。その主な要因は、税金等調整前四半期純利益343百万円、減価償却費309百万円などによるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は160百万円(前年同四半期は328百万円の減少)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出146百万円、無形固定資産の取得による支出7百万円などによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は302百万円(前年同四半期は398百万円の減少)となりました。その主な要因は、長期借入金の返済による支出150百万円、配当金の支払152百万円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、424百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、主に異業種を含む大手企業の新規参入など、市場の競合激化などであります。
これらについて、当社グループとしては、「伝統と技術と人材力を価値にする」をビジョンとして、引き続き積極的な営業活動を展開するとともに、通販ECサイトの拡充、当社独自の機能性素材販売の拡大施策、アジア・ASEAN地域を中心とした海外事業の拡大などに取り組んでまいります。
(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは健康関連商品の製造販売事業を行うための設備投資計画に照らして、必要な資金を主に銀行借入により調達しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。
