【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて2.8%増加し、268億7千7百万円となりました。これは、現金及び預金が4億9千7百万円減少した一方、電子記録債権が8億3千万円増加、その他が2億6百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて3.1%増加し、129億5千2百万円となりました。これは、有形固定資産のその他(純額)が2億2千1百万円減少した一方、投資その他の資産のその他が6億2千万円増加したことなどによります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて2.9%増加し、398億3千万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて4.7%減少し、88億5千1百万円となりました。これは、電子記録債務が2億3千9百万円増加した一方、支払手形及び買掛金が7億6千2百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて20.7%増加し、17億6千8百万円となりました。これは、その他が2億7百万円増加、退職給付に係る負債が1億3百万円増加したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて1.3%減少し、106億2千万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて4.5%増加し、292億9百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が4億2千6百万円増加、利益剰余金が4億1千9百万円増加、為替換算調整勘定が3億3千8百万円増加したことなどによります。
(2)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は154億7百万円と前年同四半期と比べ23億1千3百万円(17.7%増)の増収となりました。
営業利益は8億6千7百万円と前年同四半期と比べ8億3千5百万円(2,561.1%増)の増益、経常利益は11億2千3百万円と前年同四半期と比べ8億7千8百万円(358.4%増)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億6千万円と前年同四半期と比べ3億5千万円(113.2%増)の増益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
・設備部門
設備部門は、塗装設備納入等の増加により売上高は104億8千9百万円と前年同四半期と比べ9億1百万円(9.4%増)の増収、営業利益は13億5百万円と前年同四半期と比べ2億1千1百万円(19.4%増)の増益となりました。
・自動車部品部門
自動車部品部門は、内装部品及び外装部品の販売の増加により売上高は49億1千8百万円と前年同四半期と比べ14億1千2百万円(40.3%増)の増収、営業利益は4億7千2百万円(前年同四半期は1億2千7百万円の営業損失)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、134億4千2百万円となり、前連結会計年度末より4億5千万円(3.2%減)の減少となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は3千8百万円(前年同四半期比98.1%減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益11億2千3百万円、売上債権の増加額7億5千6百万円、減価償却費6億7千4百万円、仕入債務の減少額5億6千2百万円、法人税等の支払額4億3百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3億6千6百万円(前年同四半期比163.6%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4億7千1百万円、定期預金の預入による支出3億7千3百万円、定期預金の払戻による収入4億7千9百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3億3千5百万円(前年同四半期比50.7%減)となりました。これは主に、配当金の支払額2億4千万円、非支配株主への配当金の支払額5千9百万円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億6千5百万円であります。