【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて4.2%減少し、244億3百万円となりました。これは、電子記録債権が10億1千万円増加、現金及び預金が8億5千2百万円増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が33億7千5百万円減少したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて0.9%減少し、132億円となりました。これは、有形固定資産のその他(純額)が4億7百万円増加した一方、投資その他の資産のその他が5億2千7百万円減少したことなどによります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて3.1%減少し、376億3百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.9%減少し、86億6千3百万円となりました。これは、その他が3億2千5百万円増加した一方、電子記録債務が7億5千7百万円減少、賞与引当金が3億5千1百万円減少、未払法人税等が1億5千1百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて7.0%減少し、13億9千7百万円となりました。これは、退職給付に係る負債が8千3百万円増加した一方、その他が1億9千4百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて10.4%減少し、100億6千万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて0.1%減少し、275億4千2百万円となりました。これは、為替換算調整勘定が5億1千7百万円増加した一方、その他有価証券評価差額金が3億9千9百万円減少、自己株式の取得等により2億4千3百万円減少したことなどによります。
(2)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の売上高は200億9千5百万円と前年同四半期と比べ48億円(19.3%減)の減収となりました。
営業利益は1億9千7百万円と前年同四半期と比べ12億4千8百万円(86.3%減)の減益、経常利益は5億9千6百万円と前年同四半期と比べ12億2千1百万円(67.2%減)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億9千6百万円と前年同四半期と比べ6億3千8百万円(51.7%減)の減益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
・設備部門
設備部門は、塗装設備納入等の減少により売上高は147億7百万円と前年同四半期と比べ46億1千4百万円(23.9%減)の減収、営業利益は17億4百万円と前年同四半期と比べ9億7百万円(34.7%減)の減益となりました。
・自動車部品部門
自動車部品部門は、内装部品及び外装部品の販売の減少により売上高は53億8千7百万円と前年同四半期と比べ1億8千6百万円(3.3%減)の減収、営業損失は1億4千8百万円(前年同四半期は1億2千4百万円の営業利益)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4億5千6百万円であります。