【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて4.8%減少し、242億3千9百万円となりました。これは、現金及び預金が15億4百万円増加、電子記録債権が7億5千6百万円増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が34億1千3百万円減少、その他が2億3千4百万円減少したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて1.2%減少し、131億6千4百万円となりました。これは、有形固定資産のその他(純額)が4億3千6百万円増加した一方、投資その他の資産のその他が5億9千9百万円減少したことなどによります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて3.6%減少し、374億3百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて13.1%減少し、84億5千6百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が6億3千6百万円減少、電子記録債務が4億5千6百万円減少、未払法人税等が8千6百万円減少、その他が5千2百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.1%減少し、13億6千5百万円となりました。これは、退職給付に係る負債が4千万円増加した一方、その他が1億8千万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて12.5%減少し、98億2千2百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて0.1%増加し、275億8千1百万円となりました。これは、自己株式の取得等により2億4千3百万円減少、その他有価証券評価差額金が3億8千3百万円減少した一方、為替換算調整勘定が6億5百万円増加したことなどによります。
(2)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は130億9千3百万円と前年同四半期と比べ15億9千3百万円(10.9%減)の減収となりました。
営業利益は3千2百万円と前年同四半期と比べ9億4千8百万円(96.7%減)の減益、経常利益は2億4千5百万円と前年同四半期と比べ9億5千4百万円(79.6%減)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億9百万円と前年同四半期と比べ4億6千1百万円(59.8%減)の減益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
・設備部門
設備部門は、塗装設備納入等の減少により売上高は95億8千8百万円と前年同四半期と比べ13億9千9百万円(12.7%減)の減収、営業利益は10億9千3百万円と前年同四半期と比べ6億6千5百万円(37.8%減)の減益となりました。
・自動車部品部門
自動車部品部門は、内装部品及び外装部品の販売の減少により売上高は35億5百万円と前年同四半期と比べ1億9千4百万円(5.3%減)の減収、営業損失は1億2千7百万円(前年同四半期は8千9百万円の営業利益)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、125億9千6百万円となり、前連結会計年度末より15億3千1百万円(13.8%増)の増加となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は20億1千5百万円(前年同四半期比39.3%増)となりました。これは主に、売上債権の減少額29億2千8百万円、仕入債務の減少額12億9千5百万円、投資有価証券売却益3億1千8百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1億3千9百万円(前年同四半期比48.7%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出7億7千5百万円、定期預金の預入による支出2億9千2百万円、定期預金の払戻による収入4億3百万円、投資有価証券の売却による収入5億4千3百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は6億8千1百万円(前年同四半期比65.2%増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出2億8千1百万円、配当金の支払額3億1千2百万円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億1千1百万円であります。