【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界的な金融引締めや原材料価格の上昇などによる下振れリスクがあるものの、経済社会活動の正常化が進むなかで、持ち直しの動きが続きました。
ゲーム業界におきましては、各種の余暇産業が回復するなかで、国内市場規模は概ね横ばいとなっており、世界市場は微減が見られておりますが、長期的には拡大していくものと予想されております。スマホゲーム市場では、1人当たりの消費額の増加や新たなヒットタイトルの登場により、概ね横ばいを維持しておりますが、一方で、ユーザーの奪い合いは激しくなっており、大規模化によるコスト増を賄う十分なユーザー数を獲得し、定着にまで至るタイトルは限られております。コンシューマー市場では、新型ハードの普及や人気タイトルの発売タイミングにより変動があるものの、一定の市場が存在しており、また、PCゲーム人口の増加等によりリリース対象プラットフォームの拡大が期待されます。一方で、クオリティ期待値の上昇に伴う開発費の膨張から、国内市場だけでなく、既に大きな市場であり今後も成長が見込まれる海外市場への展開を前提とした戦略の重要性が増しております。
モバイル業界におきましては、料金プランの低下と端末価格の適正化から、乗り換えメリットが低下しており、ハイエンド端末の高額化と機能進化の鈍化により、端末販売数は減少傾向にあります。また、オンライン専用プランの拡充により、手数料収入が減少傾向にあり、オンライン接客など店舗経営の効率化を図る取り組みなどがされております。
このような事業環境のなか、当社は、ゲーム事業におきましては、マネジメント体制の強化及びリーダー候補人材の登用等を進めるとともに、新規案件の獲得に注力し、開発人員の稼働率の改善に取り組んでまいりました。モバイル事業におきましては、キャリアショップ部門については、提供サービスの拡充を図り、販売店部門については、地域密着型に重きをおいた出店戦略に取り組んでまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績につきましては、以下のとおりです。
売上高は、ゲーム事業においては、既存案件の進捗管理に注意を払うとともに、稼働率の改善を最優先に新規案件の受注に取り組んできた結果、前年同期までには至らないものの、回復傾向にあります。モバイル事業においては、来店者数の減少傾向が続くなか、新規契約の様子見や新型機種の高額化による買い替え鈍化が見られたことから、販売台数は計画を下回りました。この結果、売上高は、2,415百万円と前年同期と比べ591百万円(19.7%減)の減収となりました。
営業損益及び経常損益は、ゲーム事業においては、開発分野については、小規模ながらも新規案件の受注により改善の傾向にあります。運営サポート分野については、新規リリースタイトル等に係るサポート業務の受注が順調に進んでおり、利益は安定的に推移しております。モバイル事業においては、価格面の訴求だけでなく、スマホをより便利に安心して使える提案に努めるなど、1顧客当たりの利益の増加に取り組むとともに、販売店部門においても、アフターサービスの強化や地域密着型の訴求に取り組んでまいりましたが、販売計画の下回りを補うには至りませんでした。この結果、営業損益は86百万円の営業損失(前年同期は35百万円の営業利益)となり、経常損益は89百万円の経常損失(前年同期は33百万円の経常利益)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純損益は88百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失(前年同期は13百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① ゲーム事業
当セグメントにおきましては、(株)ゲームスタジオ、(株)トライエース、(株)ウィットワン、(株)ウィットワン沖縄及び(株)テックフラッグにてゲームの開発受託及び運営受託等を行っております。
売上高については、既存案件の進捗管理に注意を払うとともに、稼働率の改善を最優先に新規案件の受注に取り組んできた結果、前年同期までには至らないものの、回復傾向にあります。この結果、1,950百万円と前年同期と比べ415百万円(17.5%減)の減収となりました。
セグメント利益(営業利益)については、開発分野については、小規模ながらも新規案件の受注により改善の傾向にあります。運営サポート分野については、新規リリースタイトル等に係るサポート業務の受注が順調に進んでおり、利益は安定的に推移しております。この結果、2百万円のセグメント利益(営業利益)と前年同期と比べ87百万円(97.5%減)の減益となりました。
② モバイル事業
当セグメントにおきましては、(株)ネプロクリエイトにてauショップ等のキャリアショップ及び複数の通信事業者の端末・サービスを取り扱う販売店PiPoPark(ピポパーク)を運営しております。
売上高については、来店者数の減少傾向が続くなか、新規契約の様子見や新端末の高額化による買い替え鈍化が見られたことから、販売台数は計画を下回りました。この結果、447百万円と前年同期と比べ178百万円(28.5%減)の減収となりました。
セグメント損益(営業損益)については、価格面の訴求だけでなく、スマホをより便利に安心して使える提案に努めるなど、1顧客当たりの利益の増加に取り組むとともに、販売店部門においても、アフターサービスの強化や地域密着型の訴求に取り組んでまいりましたが、販売計画の下回りを補うには至りませんでした。この結果、19百万円のセグメント損失(営業損失)(前年同期は32百万円のセグメント利益(営業利益))となりました。
③ その他
当セグメントにおきましては、クレジット決済事業等を行っております。
売上高については、18百万円と前年同期と比べ1百万円(7.7%増)の増収となりました。セグメント利益(営業利益)については、8百万円と前年同期と比べ0百万円(4.1%減)の減益となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間の総資産は4,360百万円となり、前連結会計年度末と比べ285百万円の減少となりました。主な要因は、現金及び預金の減少184百万円、売掛金及び契約資産の減少52百万円等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間の負債は2,590百万円となり、前連結会計年度末と比べ163百万円の減少となりました。主な要因は、長期借入金の減少79百万円、その他の引当金の減少65百万円等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間の純資産は1,770百万円となり、前連結会計年度末と比べ122百万円の減少となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失88百万円、配当金支払26百万円等によるものであります。
(3)研究開発活動
ゲーム事業において、主に(株)トライエースでゲームエンジンの研究開発活動などを行っており、当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は29百万円であります。
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