【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症に起因する行動制限が解除され、経済活動の正常化が進む一方で、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格や原材料価格の高騰に加え、為替相場の変動等により先行きが不透明な状況が続いております。このような経営環境の中で、景気の回復傾向や「2024年問題」に直面される荷主企業からのパレット化による物流効率化の要請等により、商品の保管・輸送用のレンタル需要が堅調に推移し、レンタル売上高は、前年同四半期比1億4百万円(3.1%)増の34億71百万円となりました。販売売上高も前期実績を上回ったため、売上高総額は、前年同四半期比1億58百万円(4.4%)増の37億76百万円となりました。費用面につきましては、現有貸与資産の効率的な運用によって運送費が減少したものの、前期においてパレットの新規取得額を増やしたことにより減価償却費が増加したため、営業費用は前年同四半期比2億45百万円(7.9%)増の33億51百万円となりました。この結果、営業利益は4億24百万円(前年同四半期比17.1%減)、経常利益4億67百万円(前年同四半期比19.5%減)、四半期純利益は4億15百万円(前年同四半期比12.7%減)となりました。
(流動資産)当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べ77百万円増加し、20億57百万円となりました。これは未収消費税及び未収入金(「その他」に含む。)の減少はあったものの、現金及び預金、売掛金及びレンタル未収金等の増加が主な要因であります。
(固定資産)当第2四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べ5億51百万円減少し、95億71百万円となりました。これは貸与資産及び繰延税金資産(「その他」に含む。)等の減少が主な要因であります。
(流動負債)当第2四半期会計期間末における流動負債の残高は、前事業年度末に比べ5億77百万円減少し、31億90百万円となりました。これは未払消費税(「その他」に含む。)の増加はあったものの、買掛金、未払金(「その他」に含む。)及び未払法人税等の減少が主な要因であります。
(固定負債)当第2四半期会計期間末における固定負債の残高は、前事業年度末に比べ2億69百万円減少し、22億28百万円となりました。これは長期未払金及び長期借入金等の減少が主な要因であります。
(純資産)当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べ3億73百万円増加し、62億10百万円となりました。これは利益剰余金が増加したことによります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は営業活動によるキャッシュ・フローは増加しましたが、投資活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローが減少し、当四半期末残高は8億99百万円(前年同四半期比16.3%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は16億14百万円(前年同四半期比1.9%増)となり、前年同四半期に比べ30百万円増加しました。これは主に、売上債権の増減額は減少しましたが、法人税等の支払額、未収又は未払消費税の増減額及び仕入債務の増減額が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は10億15百万円(前年同四半期比36.9%減)となり、前年同四半期に比べ5億93百万円増加しました。これは主に、木製パレットをはじめとする貸与資産の増備及び取替え等に要した支出が4億22百万円増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、4億48百万円(前期は47百万円の収入)となり、前年同四半期に比べ4億96百万円増加しました。これは主に、長期借入れによる収入が3億円減少したことによるものであります。
(3) 資本の財源及び資金の流動性に関する情報当社の資本の財源及び資金の流動性については、当社の運転資金需要のうち主なものは、貸与資産の回送や修理・洗浄等のメンテナンス費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要は、パレット等の貸与資産の取得によるものであります。当社の資金調達の源泉は、主に営業活動によって獲得した現預金であり、売上高の約1.0カ月分を安定的な経営に必要な手元水準としており、それを超える分については銀行等の金融機関からの借入と合わせて、運転資金及び設備資金に配分することとしております。このうち借入による資金調達に関して、運転資金については短期借入金で、貸与資産を中心とする設備投資については、長期借入金、割賦契約に基づく長期未払金により調達しております。なお、当第2四半期会計期間末における借入金及び長期未払金(割賦)を含む有利子負債の残高は42億97百万円となっております。また、当四半期会計期間末における現金及び現金同等物の残高は8億99百万円となっております。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動該当事項はありません。
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