【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。(1)財政状態及び経営成績の状況当第2四半期累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症にによる影響が緩和され、経済活動が段階的に再開されるなど、景気回復の兆しが見られたものの、一方で、ウクライナ情勢の緊張が長期化しており、また、円安の進行、原材料費や燃料費の高騰などによって、景気の先行きに不透明感が続いております。このような経営環境の中で、売上高は、主要なお客様である石油化学樹脂関連企業との好調な取引が継続し、前年四半期の実績を上回りました。一般ユーザーについても、景気の回復傾向を受けて堅調であったため、レンタル売上高合計は、前年同四半期比2億30百万円(7.3%)増の33億67百万円となり、その他扱いも含めた売上高総額は、前年同四半期比2億32百万円(6.9%)増の36億17百万円となりました。利益面につきましては、増収の影響等により、営業利益5億12百万円(前年同四半期比294.7%増)、経常利益5 億80百万円(前年同四半期比150.6%増)となり、四半期純利益は、4億76百万円(前年同四半期比205.8%増)となりました。
(流動資産)当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べ12百万円増加し、18億86百万円となりました。これは未収入金(「その他」に含む。)及び売掛金の減少はあったものの、未収消費税(「その他」に含む。)及び現金及び預金等の増加が主な要因であります。
(固定資産)当第2四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べ6億68百万円増加し、91億55百万円となりました。これは社用資産及び無形固定資産の減少はあったものの、貸与資産の増加等が主な要因であります。
(流動負債)当第2四半期会計期間末における流動負債の残高は、前事業年度末に比べ1億41百万円増加し、34億77百万円となりました。これは未払金(「その他」に含む。)の減少はあったものの、買掛金の増加等が主な要因であります。
(固定負債)当第2四半期会計期間末における固定負債の残高は、前事業年度末に比べ1億36百万円増加し、20億98百万円となりました。これは長期借入金の増加等が主な要因であります。
(純資産)当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べ4億2百万円増加し、54億66百万円となりました。これは利益剰余金が増加したことによります。
(2)キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は営業活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローは増加しましたが、投資活動によるキャッシュ・フローが減少し、当四半期末残高は7億73百万円(前年同四半期比45.8%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は15億84百万円(前年同四半期比37.8%増)となり、前年同四半期に比べ4億34百万円増加しました。これは主に、減少要因として、減価償却費や仕入債務が減少しましたが、増加要因として、税引前四半期純利益が増加したことに加えて、売上債権や法人税等の支払額が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は16億8百万円(前年同四半期比49.4%増)となり、前年同四半期に比べ5億32 百万円増加しました。これは主に、木製パレットをはじめとする貸与資産の増備及び取替え等に要した支出が6億58百万円増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果獲得した資金は、47百万円(前年同四半期比111.8%増)となり、前年同四半期に比べ4億52百万円増加しました。これは主に、長期借入れによる収入が3億円増加したことによるものであります。
(3) 資本の財源及び資金の流動性に関する情報当社の資本の財源及び資金の流動性については、当社の運転資金需要のうち主なものは、貸与資産の回送や修理・洗浄等のメンテナンス費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要は、パレット等の貸与資産の取得によるものであります。当社の資金調達の源泉は、主に営業活動によって獲得した現預金であり、売上高の約1.0カ月分を安定的な経営に必要な手元水準としており、それを超える分については銀行等の金融機関からの借入と合わせて、運転資金及び設備資金に配分することとしております。このうち借入による資金調達に関して、運転資金については短期借入金で、貸与資産を中心とする設備投資については、長期借入金、割賦契約に基づく長期未払金により調達しております。なお、当第2四半期会計期間末における借入金及び長期未払金(割賦)を含む有利子負債の残高は42億80百万円となっております。また、当四半期会計期間末における現金及び現金同等物の残高は7億73百万円となっております。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項」の(会計上の見積りの変更)をご参照ください。
(5) 経営方針・経営戦略等当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動該当事項はありません。
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