【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況当第2四半期連結累計期間における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、474万4千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて58万5千台(14.1%)の増加となりました。日本での販売台数については、107万2千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて20万2千台(23.3%)の増加となりました。海外においても、367万2千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて38万2千台(11.6%)の増加となりました。当第2四半期連結累計期間の業績については、次のとおりです。
営業収益
21兆9,816億円
(
前年同期比増減
4兆2,722億円
(24.1%)
)
営業利益
2兆5,592億円
(
前年同期比増減
1兆4,178億円
(124.2%)
)
税引前四半期利益
3兆5,215億円
(
前年同期比増減
1兆6,872億円
(92.0%)
)
親会社の所有者に帰属する四半期利益
2兆5,894億円
(
前年同期比増減
1兆4,183億円
(121.1%)
)
なお、営業利益の主な増減要因は、次のとおりです。
営業面の努力
1兆2,900億円
為替変動の影響
2,600億円
原価改善の努力
△1,100億円
諸経費の増減・低減努力
△2,200億円
その他
1,978億円
事業別セグメントの業績は、次のとおりです。
a.自動車事業営業収益は20兆1,653億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて4兆362億円(25.0%)の増収となり、営業利益は2兆2,472億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆3,443億円(148.9%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。
b.金融事業営業収益は1兆6,213億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて2,649億円(19.5%)の増収となり、営業利益は2,449億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて459億円(23.1%)の増益となりました。営業利益の増益は、米国の販売金融子会社において、金利スワップ取引などの時価評価による評価損が減少したことなどによるものです。
c.その他の事業営業収益は6,256億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて922億円(17.3%)の増収となり、営業利益は798億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて411億円(106.2%)の増益となりました。
所在地別の業績は、次のとおりです。
a.日本営業収益は10兆5,103億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて2兆3,203億円(28.3%)の増収となり、営業利益は1兆5,810億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて7,231億円(84.3%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力および為替変動の影響などによるものです。
b.北米営業収益は8兆5,962億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆7,227億円(25.1%)の増収となり、営業利益は2,891億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて3,601億円の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力および原価改善の努力などによるものです。
c.欧州営業収益は2兆6,584億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて7,461億円(39.0%)の増収となり、営業利益は1,823億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて2,283億円の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力および前年同四半期連結累計期間にロシアでの生産事業終了による損失を計上した影響969億円などによるものです。
d.アジア営業収益は4兆3,111億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて3,621億円(9.2%)の増収となり、営業利益は4,111億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて194億円(5.0%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力および原価改善の努力などによるものです。
e.その他の地域(中南米、オセアニア、アフリカ、中東)営業収益は2兆1,897億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて4,534億円(26.1%)の増収となり、営業利益は1,896億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて797億円(72.6%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。
②財政状態の状況当第2四半期連結会計期間末における財政状態については、次のとおりです。総資産は83兆6,613億円と、前連結会計年度末に比べて9兆3,582億円(12.6%)の増加となりました。負債は50兆8,086億円と、前連結会計年度末に比べて5兆7,696億円(12.8%)の増加となりました。資本は32兆8,527億円と、前連結会計年度末に比べて3兆5,885億円(12.3%)の増加となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は7兆9,260億円と、前連結会計年度末に比べて4,090億円(5.4%)の増加となりました。当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況と、前年同四半期連結累計期間に対するキャッシュ・フローの増減は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、2兆2,780億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が1兆6,587億円の増加であったことに比べて、6,192億円の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、2兆6,515億円の資金の減少となり、前年同四半期連結累計期間が7,824億円の減少であったことに比べて、1兆8,691億円の減少となりました。 財務活動によるキャッシュ・フロー当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、5,540億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が4,004億円の減少であったことに比べて、9,544億円の増加となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動当第2四半期連結累計期間における当社および連結子会社(以下、トヨタという。)の研究開発支出は6,089億円です。また、要約四半期連結損益計算書に計上している研究開発費は6,213億円です。
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