【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあり、景気が持ち直していくことが期待されたものの、ウクライナ情勢などを背景とした世界的な原材料や燃料価格の高騰などに加えて、世界的な金融引き締め等が続く中、海外景気の下振れがわが国景気を下押しするリスクとなるなど、依然として先行きが不透明な状況が続きました。ホテル・観光業界におきましては、政府・自治体による観光需要喚起策の実施、水際対策の緩和に伴う訪日外国人客の増加などにより、需要は回復傾向にありました。このような状況のもと当社グループにおきましては、お客様を万全の状態でお迎えするために、サービス体制と安全対策を再確認し、SDGsに貢献する商品を開発・販売するなど、ブランド価値向上と売上げの最大化に努めてまいりました。経費面におきましても、コストの見直しを継続して行い経費執行を最小限に抑えるなど、利益の確保に努めてまいりました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は前年同期比45.9%増の31,689百万円となり、営業利益は539百万円、経常利益は1,623百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,808百万円となりました。なお、2022年5月12日に公表した『中長期経営計画2036』においてEBITDA(経常利益+支払利息+減価償却費)を定量目標の一つとしており、当第3四半期連結累計期間のEBITDAは3,711百万円となりました。セグメントの業績におきましては、ホテル事業の売上高は前年同期比51.9%増の29,293百万円、営業利益は939百万円となり、不動産賃貸事業の売上高は前年同期比1.8%減の2,403百万円、営業利益は前年同期比13.1%増の1,009百万円となりました。
(2) 財政状態の状況当第3四半期連結会計期間末における総資産は、60,095百万円(前連結会計年度末59,111百万円)となり、983百万円増加いたしました。流動資産は、33,185百万円(同31,201百万円)と、1,983百万円増加いたしました。これは売掛金の増加などによるものであります。固定資産は、26,910百万円(同27,910百万円)と、999百万円減少いたしました。これは投資有価証券の減少などによるものであります。流動負債は、6,544百万円(同6,813百万円)と、269百万円減少いたしました。これは賞与引当金の減少などによるものであります。固定負債は、13,924百万円(同14,327百万円)と、403百万円減少いたしました。これは建替関連損失引当金の減少などによるものであります。純資産は、39,626百万円(同37,970百万円)と、1,656百万円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などによるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 該当事項はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
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