【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績の概要は次のとおりであります。
①財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は363億15百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億82百万円減少しました。仕掛品が14億40百万円増加しましたが、現金及び預金14億42百万円の減少、受取手形及び売掛金14億3百万円の減少が主な減少要因であります。
当第2四半期連結会計期間末における負債は206億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億68百万円減少しました。主な減少要因は長期借入金10億63百万円の減少等であります。
当第2四半期連結会計期間末における純資産は157億11百万円となり、前連結会計期間末に比べ3億86百万円増加しました。
②経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰、インフレ鎮静化に向けた米国の急激な利上げに伴うドル高、中国のロックダウンによるサプライチェーンの混乱等により、景気後退への懸念が高まりました。
このような経済状況のもとで、当社グループは、刻々と変化する顧客ニーズを捉えた装置の開発と販売に努めてまいりました。その結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高109億76百万円(前年同四半期比0.9%減)、営業利益4億73百万円(前年同四半期比34.0%減)、経常利益5億77百万円(前年同四半期比20.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億25百万円(前年同四半期比37.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(メカトロニクス関連事業)
受注残は順調に拡大しましたが、HDDメーカーの設備投資の後ろ倒し、モバイル関連部品の鈍化、及び資材価格の高騰に起因する原価高により減収減益となりました。
これらの結果、メカトロニクス関連事業の売上高は51億79百万円(前年同四半期比14.5%減)となり、セグメント利益は4億69百万円(同30.8%減)となりました。
(ディスプレイ関連事業)
好調な受注残により大幅な増収となりましたが、資材価格の高騰に起因する原価高等により、黒字を達成することができませんでした。
これらの結果、ディスプレイ関連事業の売上高は25億13百万円(同164.0%増)となり、セグメント損失は1億31百万円(前年同四半期はセグメント損失2億1百万円)となりました。
(産業機器関連事業)
ホームクリーニング事業はやや回復の兆しが見えてきましたが、新包装機等の新規事業の立ち上がりは期初の想定以下となりました。
これらの結果、産業機器関連事業の売上高は4億16百万円(同12.1%増)となり、セグメント損失は17百万円(前年同四半期はセグメント損失49百万円)となりました。
(電子機器関連事業)
電力会社向け装置は引き続き安定的に推移しましたが、人工透析器において部材の入手難が生じたため、減収減益となりました。
これらの結果、電子機器関連事業の売上高は28億66百万円(同22.5%減)となり、セグメント利益は1億3百万円(前年同四半期比42.1%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ14億42百万円減少し、71億76百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、5億23百万円の増加(前年同期は5億66百万円の増加)となりました。主な増加要因は売上債権の減少14億96百万円、税金等調整前四半期純利益5億74百万円、減価償却費2億45百万円であり、主な減少要因は棚卸資産の増加18億79百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、1億71百万円の減少(前年同期は54百万円の減少)となりました。主な減少要因は有形固定資産の取得による支出2億12百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は、19億4百万円の減少(前年同期は20億53百万円の減少)となりました。主な減少要因は長期借入金の純減少額12億47百万円、短期借入金の純減少額4億円、配当金の支払額2億19百万円であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は1億91百万円であります。
メカトロニクス分野では、大容量対応バーニシャー装置、パワー半導体、太陽電池、自動車業界向けのほか、今後の成長が期待される医療分野、環境分野、5G関連等、日々進化する技術に対応した装置の開発に取り組んでまいります。
ディスプレイ分野では、有機EL用エッチング装置の開発、ベーク及びアニール装置の開発、また、フレキシブルパネルへの対応を進めてまいります。
産業機器分野では、省エネルギー化など、地球環境保全に配慮し環境負荷軽減に貢献するワイシャツ仕上げ機、包装業界等に向けた装置開発に取り組んでまいります。
電子機器分野では、世界的に需要が拡大している人工透析装置の次世代型の開発、また、電力流通量の拡大に対応した電力会社向け制御通信機器、再生可能エネルギーの拡大に対応する機器の開発に取り組んでまいります。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、メカトロニクス関連事業及び電子機器関連事業の販売実績が減少しております。
これは、大口案件の設備投資時期の遅れと部材不足・納期遅延等によるものであります。
