【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績)
当期における当社グループを取り巻く環境につきましては、国内外ともに市況の調整局面が続く中、更に新型コロナウイルスの感染拡大の影響も加わり、足元で一層厳しさが増してきている状況にあります。
その結果、売上収益は49,310百万円(前期比28.0%減)、営業利益は4,549百万円(同55.5%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,001百万円(同67.7%減)と前期比減収減益となりました。
国内売上収益は9,792百万円(前期比28.3%減)海外売上収益は39,518百万円(同27.9%減)となり、海外売上収益比率は前年と同水準の80.1%でした。
(セグメントごとの経営成績)
a. 日本につきましては、売上収益は26,315百万円(前年比33.8%減)、セグメント利益は552百万円(前年比76.0%減)となりました。
b. 中国につきましては、売上収益は30,577百万円(前年比35.5%減)、セグメント利益は3,253百万円(前年比58.2%減)となりました。
c. インドにつきましては、売上収益は2,526百万円(前年比15.5%減)、セグメント利益は155百万円(前年比10.4%減)となりました。
d. 韓国につきましては、売上収益は2,502百万円(前年比107.7%増)、セグメント利益は327百万円(前年比455.2%増)となりました。
e. その他につきましては、売上収益は724百万円(前年比3.1%増)、セグメント利益は28百万円(前年同期はセグメント損失13百万円)となりました。
セグメント利益は売上収益から売上原価および販売費及び一般管理費を控除して算定しております。
(新型コロナウイルス感染症拡大の影響)
新型コロナウイルス感染症の流行拡大は、世界的な規模で経済活動に影響を及ぼしております。当社グループにおきましても、海外生産拠点の一時的な稼働停止や、各地域での経済活動停滞による売上収益減少などの影響がありました。
・中国工場は、中国政府による春節休暇延長中、一時稼働を停止。現在は正常に稼働中であります。
・インド工場は、ロックダウンの影響により稼働を停止しておりましたが、部分的に再開しております。
(財政状態)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて7,831百万円減少し、61,860百万円となりました。
これは主に、有形固定資産が777百万円、無形資産が732百万円増加した一方、営業債権及びその他の債権が4,891百万円、棚卸資産が4,118百万円減少したことによるものです。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて6,833百万円減少し22,787百万円となりました。
これは主に、営業債務及びその他の債務が3,996百万円、借入金が2,254百万円、契約負債が609百万円減少したことによるものです。
当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比べて998百万円減少し、39,073百万円となりました。
これは主に、利益剰余金が732百万円増加した一方、その他の資本の構成要素が1,537百万円減少したことによるものです。その他の資本の構成要素の減少の内訳は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産が171百万円、在外営業活動体の換算差額が1,366百万円減少であります。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は47.7%から52.5%となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末比190百万円減少し、10,921百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、7,994百万円の増加(前連結会計年度は1,643百万円の増加)となりました。
これは主に、税引前利益4,259百万円、減価償却費1,242百万円、棚卸資産の減少3,058百万円、営業債権及びその他の債権の減少4,470百万円により資金が増加した一方、営業債務その他の債務の減少3,211百万円、契約負債の減少521百万円、法人所得税の支払等1,343百万円により資金が減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は、3,246百万円の減少(前連結会計年度は1,362百万円の減少)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得2,209百万円、無形資産の取得798百万円により資金が減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は4,261百万円の減少(前連結会計年度は355百万円の増加)となりました。
これは主に、短期借入金の減少2,254百万円、配当金の支払1,244百万円により資金が減少したことによるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
日本(百万円)
23,313
71.9
中国(百万円)
18,631
67.2
インド(百万円)
2,340
75.1
韓国(百万円)
-
-
その他(百万円)
-
-
合計(百万円)
44,284
70.0
(注)1. 記載金額は標準仕切価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3. 韓国、その他については生産を行っておりません。
b. 受注状況
当社グループ(当社及び連結子会社)は、受注見込みによる生産方式をとっておりますので、受注の状況の
記載を省略しております。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
日本(百万円)
20,899
69.7
中国(百万円)
22,888
67.7
インド(百万円)
2,491
83.8
韓国(百万円)
2,446
213.9
その他(百万円)
584
100.9
合計(百万円)
49,310
72.0
(注)1. セグメント間の取引については相殺消去しております。
2. 上記の金額には、消費税は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 当連結会計年度の経営成績等の分析
(売上収益)
売上収益は、前期比28.0%減の49,310百万円となりました。
売上地域別では、国内売上が前期比28.3%減の9,792百万円、海外売上が同27.9%減の39,518百万円となり、海外比率は80.1%となりました。
当連結会計年度の海外売上収益の地域別内訳は次のとおりであります。
中国
アジア
米国
欧州
計
Ⅰ 海外売上収益(百万円)
23,005
9,084
4,607
2,821
39,518
Ⅱ 連結売上収益(百万円)
49,310
Ⅲ 連結売上収益に占める
海外売上収益の割合(%)
46.7
18.4
9.3
5.7
80.1
(注)1. 国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
2. 各区分に属する主な国又は地域
(1)アジア…インド、韓国、タイ、シンガポール、フィリピン
(2)米国…アメリカ合衆国、メキシコ
(3)欧州…スイス、ドイツ、フランス、イタリア
3. 海外売上収益は、当社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上収益であります。
(営業利益)
営業利益は、前期比55.5%減の4,549百万円となりました。主として減収効果によるものであります。
(親会社の所有者に帰属する当期利益)
親会社の所有者に帰属する当期利益は、前期比67.7%減の2,001百万円となりました。営業利益と同様に、主として減収効果によるものであります。
(セグメント)
セグメントごとの経営成績は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
国内市場および海外市場ともに調整局面が続く中、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行拡大が加わり、中国セグメントの売上収益が前期比35.5%減少、日本セグメントの売上収益が前期比33.8%減少しました。売上収益の減少に合わせて営業利益も同様に前期比減少となりました。
b. 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。
c. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
営業活動による資金などにより、中国安徽省の新工場建設など「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載の設備投資を計画しております。
② 重要な会計方針並びに重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、国際会計基準(IFRS)に基づいて作成されております。なお、個々の「重要な会計方針並びに重要な会計上の見積り」と「新型コロナウイルス感染症の影響の考え方」については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要な会計方針 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。
