【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績当第1四半期における当社を取り巻く事業環境は、AI/IoT/5G/VR等技術革新の加速や、Withコロナを展望した市場/顧客の変化によるビジネス展開が進展しており、このようなニューノーマルな環境に対応した新しいビジネスモデル/経営基盤の構築が求められております。また“持続可能な開発目標(SDGs)”を受け、長期的な展望で持続可能な社会の実現に向けた取り組みは社会全体で更に加速しております。一方、ロシア・ウクライナ紛争の長期化や米中緊張の高まりによる資源高やサプライチェーンの分断、世界的なインフレや金利上昇による諸コストの高騰、新興国における外貨不足などにより経済活動が制約を受けました。また、異業種の市場参入を含め競争環境も激化しております。このような事業環境の中、当第1四半期は、欧州、日本は堅調に推移したものの、最大市場である中国、アジアにおける経済復興やサプライチェーン分断によるグローバルな産地移転のニーズを十分に捉えられなかったことや、南アジア等の新興国の外貨不足に起因する購買の先送りなどにより、売上高は219億5千9百万円(対前年比19.3%減)と大幅な減少となりました。利益面につきましては、売上に対する円安効果はありましたが、売上の大幅な減少に加え海外の材料費や経費等の負担増もあり、営業損失は11億9千万円(前年同期は7億6千4百万円の利益)、経常損失は14億9千6百万円(前年同期は7億3百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は13億8千5百万円(前年同期は5億1千6百万円の利益)となりました。
(主なセグメント別の概況)①縫製機器&システム事業工業用ミシンの売上高は、中国、アジアにおける経済復興やグローバルな産地移転のニーズを十分に捉えられなかったことや、南アジア等の新興国の外貨不足の影響などにより売上が減少した結果、縫製機器&システム事業全体の売上高は134億6千5百万円(対前年比29.1%減)となりました。利益面においては、売上の大幅な減少に加え工場稼働率の低下などにより、セグメント損失(経常損失)は12億5千9百万円の損失(前年同期は1億1百万円の利益)となりました。
②産業機器&システム事業産業装置の売上は、中国では前年比では売上を伸ばしましたが他の地域では前年並みで推移し、全体の売上は前年比微増にとどまりました。一方、国内を中心とした受託加工等のグループ事業の売上は、お客様のサプライチェーン分断への対応など設備投資需要の高まりもあり堅調に推移しました。この結果、産業機器&システム事業全体の売上高は84億円(対前年比3.0%増)となりました。利益面においては、非マウンタ事業の売上減などにより、セグメント損失(経常損失)は1億2千7百万円(前年同期は2億4千5百万円の利益)となりました。
(2) 財政状態当第1四半期連結会計期間末の総資産は、棚卸資産が増加する一方で売上減少に伴い売掛金が減少したことなどにより前連結会計年度末に比べ9億9千1百万円減少して1,441億7千8百万円となりました。負債は、借入金が増加したことなどにより前連結会計年度末に比べ5億3千6百万円増加して1,082億2千4百万円となりました。純資産は、為替換算調整勘定が増加する一方で、純損失や配当金支払により利益剰余金が減少したことなどにより前連結会計年度末に比べ15億2千8百万円減少して359億5千3百万円となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において新たに発生した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。
(4) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の総額は、12億3百万円であります。
