【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和され持ち直しの動きがみられたものの、国際情勢に関連した円安やエネルギー・原材料価格の上昇による物価高騰などにより先行きは依然として不透明な状況が続いております。
海外旅行市場に関しては、円安や航空機の座席供給不足による旅行費用の高騰及び世界的な物価上昇等の影響をうけ、業務渡航及び一部方面のレジャー旅行では回復がみられたものの、依然として旅行需要は低い水準で推移しました。また、国内旅行市場に関しては、政府の観光需要喚起策「全国旅行支援」の終了及び旅行費用の高止まりを含む物価高等の影響をうけ、旅行需要の回復ペースは鈍化して推移しました。
このような状況のもと、当社の旅行関連事業におきましては、引き続きユーザー利便性向上のためのシステム開発を進めてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は売上高1,403,068千円(前年同期比45.4%増)、営業利益131,318
千円(前年同期は40,966千円の営業損失)、経常利益136,811千円(前年同期は9,786千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益73,539千円(前年同期は23,569千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループの報告セグメントは「旅行関連事業」のみであり、その他の事業セグメントの重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は5,835,848千円(前連結会計年度末比567,437千円減少)となりました。これは主に、売掛金及び契約資産が124,041千円増加した一方で、投資有価証券が746,200千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は609,286千円(前連結会計年度末比125,072千円減少)となりました。これは主に、買掛金が52,384千円増加した一方で、繰延税金負債が228,431千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は5,226,562千円(前連結会計年度末比442,365千円減少)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益73,539千円を計上した一方で、その他有価証券評価差額金が517,713千円減少したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末より22,994千円増加し、3,010,520千円(前連結会計年度末比0.8%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果増加した資金は36,574千円(前年同期は31,394千円の支出)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益136,811千円などの増加要因と、売上債権の増加124,041千円などの減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果減少した資金は13,579千円(前年同期は12,034千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出9,389千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動によるキャッシュ・フローはありませんでした(前年同期もなし)。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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