【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和され持ち直しの動きがみられたものの、国際情勢に関連した円安やエネルギー・原材料価格の上昇による物価高騰などにより先行きは依然として不透明な状況が続いております。
海外旅行市場に関しては、新型コロナウイルスによる各国の出入国規制の緩和がなされ、業務渡航の旅行需要から回復に向けた動き出しはありましたが、依然として旅行需要は低い水準で推移しました。また、国内旅行市場に関しては、7月以降新たな変異株により感染が急拡大したことで旅行需要は一時的に減退しましたが、その後は再び回復基調で推移しました。 このような状況のもと、当社の旅行関連事業におきましては将来の旅行需要の回復を見据え、ユーザー利便性向上のための積極的なシステム開発を進めてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は売上高964,838千円(前年同期比82.2%増)、営業損失40,966千円(前年同期は395,515千円の営業損失)、経常損失9,786千円(前年同期は323,489千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失23,569千円(前年同期は324,832千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループの報告セグメントは単一セグメントであるため、セグメントの業績については記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は6,153,450千円(前連結会計年度末比785,108千円増加)となりました。これは主に、投資有価証券が711,455千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は595,943千円(前連結会計年度末比314,967千円増加)となりました。これは主に、繰延税金負債が218,025千円、買掛金が46,461千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は5,557,506千円(前連結会計年度末比470,141千円増加)となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が493,928千円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失23,569千円を計上したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末より43,429千円減少し、2,975,414千円(前連結会計年度末比1.4%減)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果減少した資金は31,394千円(前年同期は258,199千円の収入)となりました。これは、売上債権の増加99,003千円などの減少要因と、仕入債務の増加46,461千円などの増加要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果減少した資金は12,034千円(前年同期は13,565千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出9,982千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動によるキャッシュ・フローはありませんでした(前年同期は112千円の支出)。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
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