【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の分析当第2四半期連結累計期間の食品流通業界を取り巻く環境は、コロナ禍での行動制限が緩和され、外食をはじめ個人消費やインバウンド需要を牽引役として徐々に回復の傾向にあります。一方で、昨年から続く原材料費・人件費、エネルギー価格の上昇による商品価格の値上げや物流費の高騰によるコストアップも続いており、依然として厳しい状況が続いております。このような状況の下、当グループは「アクセル2025 新しい時代における最適流通の創造 ― 顧客と地域を支える信頼度№1グループへ ―」をグループ長期戦略の長期ビジョンとして掲げ3年目を迎えました。長期ビジョンの実現に向け当社グループ一丸となって、販売戦略・物流戦略両輪での取組を引き続き進めております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、外食・中食・給食及び卸売業における売上の回復寄与に加え、EC事業者向けの売上拡大、コンビニエンスストアにおける鉄道系売店との取引開始等により売上高は1,543億60百万円(前年同期比3.5%増)となりました。利益面では増収による売上総利益の増加に加え、各種取組による収益改善等により営業利益は7億13百万円(前年同期比134.3%増)、経常利益は8億58百万円(前年同期比86.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億51百万円(前年同期比108.0%増)となりました。
当社グループは、食品酒類卸売事業及びこれらの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は968億16百万円となり、前連結会計年度末と比べて147億78百万円の減少となりました。これは主に受取手形及び売掛金が106億52百万円、商品及び製品が27億13百万円、現金及び預金が21億9百万円それぞれ減少した一方、投資有価証券が9億68百万円増加したことによるものであります。負債合計は668億42百万円となり、前連結会計年度末と比べて154億19百万円の減少となりました。これは主に支払手形及び買掛金が152億49百万円、未払金が3億39百万円それぞれ減少した一方、繰延税金負債が3億54百万円増加したことによるものであります。純資産合計は299億73百万円となり、前連結会計年度末と比べて6億41百万円の増加となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が6億49百万円、利益剰余金が4億2百万円それぞれ増加した一方、自己株式の取得により自己株式が3億90百万円増加したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ28億18百万円減少し、165億44百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローの減少は、15億41百万円となりました。これは、主に仕入債務の減少額が152億49百万円、法人税等の支払額が4億39百万円、未払金の減少額が3億34百万円となった一方で、売上債権の減少額が106億52百万円、棚卸資産の減少額が27億7百万円、税金等調整前四半期純利益の計上が8億58百万円、減価償却費の計上が2億83百万円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローの減少は、6億5百万円となりました。これは、主に固定資産の取得による支出が4億18百万円、長期預金の預入による支出が1億円となったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローの減少は、6億71百万円となりました。これは、主に自己株式の取得による支出が3億90百万円、配当金の支払額が1億49百万円、長期借入金の返済による支出が73百万円となったことによるものであります。
(3) 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
#C7675JP #セントラルフォレストグループ #卸売業セクター