【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間の食品流通業界を取り巻く環境は、エネルギー価格、原材料費、人件費の高騰による商品価格の値上げが昨年から継続しており、物価上昇による個人消費への影響が懸念されるなど、依然として厳しい状況が続いております。一方で、ウィズコロナの生活様式も定着し、ウイルス感染を警戒した活動自粛の傾向も薄らぎつつある中、各地での催事も再開し消費活動を後押しするなど、外食をはじめとして回復の傾向にあります。このような状況の下、当グループは「アクセル2025 新しい時代における最適流通の創造 ― 顧客と地域を支える信頼度№1グループへ ―」をグループ長期戦略の長期ビジョンとして掲げ3年目を迎えました。長期ビジョンの実現に向け当社グループ一丸となって、販売戦略・物流戦略両輪での取組を引き続き進めております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、外食・中食・給食及び卸売業における売上の回復寄与に加え、EC事業者向けへの売上拡大等により売上高は728億13百万円(前年同期比2.1%増)となりました。利益面では増収による売上総利益の増加に加え、各種取組による収益改善等により営業利益は2億50百万円(前年同期比114.3%増)、経常利益は2億89百万円(前年同期比63.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億79百万円(前年同期比62.0%増)となりました。
当社グループは、食品酒類卸売事業及びこれらの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は921億92百万円となり、前連結会計年度末と比べて194億2百万円の減少となりました。これは主に受取手形及び売掛金が127億2百万円、現金及び預金が38億66百万円、商品及び製品が34億63百万円それぞれ減少したことによるものであります。負債合計は630億5百万円となり、前連結会計年度末と比べて192億57百万円の減少となりました。これは主に支払手形及び買掛金が193億92百万円減少したことによるものであります。純資産合計は291億87百万円となり、前連結会計年度末と比べて1億45百万円の減少となりました。これは主に自己株式の取得により自己株式が3億90百万円増加した一方、その他有価証券評価差額金が2億25百万円増加したことによるものであります。
(2) 経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動該当事項はありません。
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