【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
・経営成績当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、様々な世界的不安定要素があるものの、総じて回復基調で推移する状況となりました。このような状況下において、当社主力製品である「アルファフレームシステム」の一般顧客向け販売は堅調に推移し、装置部門の自動化・省人化装置等についても様々な案件に対して積極的に取り組んだことにより、受注を確保いたしました。また、提案営業の強化、お客様の利便性を高める新製品の開発を推進するとともに、製造原価低減に向けた生産体制の見直しにも取り組んでまいりましたが、原材料価格の高騰による製造原価の上昇を吸収するには不十分であることから、2022年10月より「アルファフレームシステム」の販売価格の引き上げを初めて実施いたしました。しかしながら、物流逼迫の影響による代替部品調達コストの増加や積極的な設備投資による減価償却費の増加に加え、特に原材料価格の高止まりによる製造原価への影響は極めて大きく、利益確保が厳しい状況となりました。この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、5,132百万円(前年同四半期比93.1%)、営業損失は51百万円(前年同四半期は営業利益175百万円)、経常損失は31百万円(前年同四半期は経常利益182百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は19百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益183百万円)となりました。セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
[アルファフレーム部門]
アルファフレーム部門におきましては、一般顧客向けの販売では依然として自動車部品関連の積極的な設備投資が差し控えられている中、差別化を図った提案営業活動により安定的な受注を確保いたしました。しかしながら、経済活動再開に伴う「巣ごもり需要」の減少や、物価上昇による消費マインドの冷え込み等の傾向を背景に、一時的にこれらに関連する設備の投資計画が先延ばしとなったことなどによって、売上高は前年同四半期を下回る状況となりました。この結果、当部門の売上高は3,270百万円(前年同四半期比91.4%)となりました。
[装置部門]
装置部門におきましては、各種機器・部品等の調達に支障が生じている状況下において、生産ライン設備及び洗浄装置、並びに大型構造物案件等を複数受注したことにより売上高は伸長いたしました。この結果、当部門の売上高は919百万円(前年同四半期比124.0%)となりました。
[商事部門]
商事部門におきましては、主要顧客各社ともに消耗品や治工具類の需要が安定しており、これらの売上高は堅調に推移しましたが、機械設備関係については複数の大型案件を受注したものの、前年の水準までには至らない状況となりました。この結果、当部門の売上高は942百万円(前年同四半期比79.1%)となりました。
・財政状態当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前期末と比べ417百万円減少し、8,295百万円となりました。これは主に、原材料及び貯蔵品が156百万円、建物(純額)が776百万円、土地が177百万円、それぞれ増加した一方で、電子記録債権が301百万円、仕掛品が168百万円、建設仮勘定が1,101百万円、それぞれ減少したことなどによります。負債は前期末と比べ156百万円減少し、3,917百万円となりました。これは主に、電子記録債務が213百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が240百万円、長期借入金が131百万円、それぞれ減少したことなどによります。純資産は前期末と比べ261百万円減少し、4,378百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上19百万円や配当金の支払い223百万円があったことにより、利益剰余金が242百万円減少したことや、その他有価証券評価差額金が21百万円減少したことなどによります。
(2) キャッシュ・フローの状況当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前期末と比べ9百万円増加し、645百万円となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期間の163百万円のキャッシュ・アウトに対し、471百万円のキャッシュ・インとなりました。これは減価償却費の計上が217百万円あったことや売上債権の減少による資金の増加331百万円、ならびに未払消費税等の増加による資金の増加83百万円があった一方で、棚卸資産の増加による資金の減少45百万円や法人税等の支払額が91百万円あったことなどが主な要因であります
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期間の872百万円のキャッシュ・アウトに対し、70百万円のキャッシュ・アウトとなりました。これは有形固定資産の取得による支出が54百万円あったことや有形固定資産の売却による収入が16百万円あったことなどが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期間の676百万円のキャッシュ・インに対し、394百万円のキャッシュ・アウトとなりました。これは長期借入金の返済による支出が131百万円あったことや配当金の支払額が222百万円あったことなどが主な要因であります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間の研究開発活動に係る費用の総額は53百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績当第3四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメント名称
生産高(千円)
前年同四半期比(%)
アルファフレーム部門
3,282,100
91.4
装置部門
919,095
124.0
合計
4,201,196
97.0
② 商品仕入実績当第3四半期連結累計期間における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメント名称
品目
仕入高(千円)
前年同四半期比(%)
商事部門
工業用砥石
84,144
95.1
機械設備
497,192
70.5
工具・ツール・油脂類
249,126
103.2
合計
830,463
80.2
③ 受注実績当第3四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメント名称
受注高(千円)
前年同四半期比(%)
受注残高(千円)
前年同四半期比(%)
アルファフレーム部門
2,526,028
71.8
603,565
45.9
装置部門
821,253
93.1
250,351
73.9
商事部門
1,078,548
121.4
471,612
143.3
合計
4,425,830
83.7
1,325,529
66.9
④ 販売実績当第3四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメント名称
販売高(千円)
前年同四半期比(%)
アルファフレーム部門
3,270,818
91.4
装置部門
919,095
124.0
商事部門
942,275
79.1
合計
5,132,190
93.1
(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先
当第3四半期連結累計期間
販売高(千円)
割合(%)
前年同四半期比(%)
キヤノン株式会社
1,645,750
32.1
87.9
(7) 主要な設備
① 主要な設備の状況
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度より建設に着手しておりました立山第3工場が竣工し、稼働を開始いたしました。
② 設備の新設、除却等の計画当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設、除却等の計画はありません。
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