【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、コロナ禍においても社会経済活動の正常化が進んだ一方で、ロシア・ウクライナ問題の長期化や急激な円安の影響もあり、先行きは不透明な状況で推移しております。
当社グループの事業環境につきましては、輸送需要は徐々に回復しつつあるものの、エネルギー価格や原材料価格の高騰等の影響もあり、引き続き厳しい状況にあります。
このような状況のもと、当社グループは、中期経営計画(2021年度~2023年度)の達成に向け、感染症の予防を図りながら、安全・安定輸送を継続しつつ、基盤事業における収益の維持・確保や生産性向上、海外輸送の収益力の向上、脱炭素社会に向けた輸送需要への対応等に取り組みました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、石油輸送事業および化成品輸送事業における増加により、16,441百万円(前年同期比6.6%増)となりました。一方、燃料費や人件費等の経費が増加したため、営業利益は316百万円(同19.7%減)、経常利益は474百万円(同3.3%減)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税等の減少もあり336百万円(同3.5%増)となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(石油輸送事業)
鉄道輸送において出荷地変更の影響による輸送数量の増加等に加え、自動車輸送における需要の増加により、売上高は6,902百万円(前年同期比5.9%増)となりました。一方、利益面においては人件費等の経費の増加により、119百万円のセグメント損失(前年同期は116百万円のセグメント損失)となりました。
(高圧ガス輸送事業)
LNG輸送において新規輸送による増加等があったものの、LPG輸送における需要の減少等により、売上高は前年並みの4,093百万円(前年同期比0.1%増)となりました。一方、利益面においては燃料費や人件費等の経費の増加により、40百万円のセグメント損失(前年同期は120百万円のセグメント利益)となりました。
(化成品・コンテナ輸送事業)
化成品輸送においては、国内輸送が堅調に推移したことに加え、海外輸送における収益力の向上や円安の影響等もあり、売上高は増加いたしました。
コンテナ輸送においては、7月以降、豪雨等の自然災害による貨物列車の運休の影響を受け、売上高は減少いたしました。
この結果、当事業における売上高は5,187百万円(前年同期比13.9%増)、セグメント利益は326百万円(同33.7%増)となりました。
(資産運用事業)
不動産賃貸において新規物件の賃貸開始があったものの、太陽光発電における日照不足等の影響を受け、売上高は前年並みの258百万円(前年同期比0.7%増)となりました。また、経費の減少によりセグメント利益は150百万円(同2.6%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は35,157百万円となり、前連結会計年度末に比べ492百万円減少いたしました。
流動資産は9,155百万円となり、前連結会計年度末に比べ274百万円減少いたしました。これは季節変動により受取手形、売掛金及び契約資産が減少したことによるものであります。固定資産は26,002百万円となり、前連結会計年度末に比べ217百万円減少いたしました。これは主に設備投資により機械装置及び運搬具、コンテナおよびリース資産を取得した以上に、機械装置及び運搬具およびリース資産の減価償却が進捗したことによるものであります。
負債は13,466百万円となり、前連結会計年度末に比べ776百万円減少いたしました。これは季節変動による支払手形及び買掛金が減少したことに加え、リース債務の返済進捗によりリース債務が減少したことによるものであります。純資産は21,690百万円となり、前連結会計年度末に比べ284百万円増加いたしました。これはその他有価証券評価差額金が増加したことに加え、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末と比べ1.7ポイント上昇し、61.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ228百万円の資金収入(前年同期は629百万円の資金支出)となり、5,057百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、1,853百万円(前年同期は1,722百万円の資金収入)となりました。これは主として税金等調整前四半期純利益474百万円、減価償却費1,825百万円の計上と法人税等の支払247百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、746百万円(前年同期は1,665百万円の資金支出)となりました。これは主としてコンテナおよび機械装置及び運搬具の取得により744百万円を支出したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、902百万円(前年同期は689百万円の資金支出)となりました。これは主としてセール・アンド・リースバックによる収入269百万円があったものの、ファイナンス・リース債務1,018百万円を返済し、配当金132百万円の支払があったことによるものであります。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
