【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限が緩和され、ウィズコロナの新たなフェーズへの移行が進められる中、水際対策緩和による外国人観光客の受け入れ再開、行動制限のない連休や大型イベント開催等の機会も格段に増え、社会経済活動は正常化に向けて回復基調で進み、景気は緩やかな持ち直しの動きがみられました。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化に伴う資源・エネルギー価格の高騰や世界的な金融引き締めに伴う大幅な為替変動などにより、景気を下振れさせるリスクが影響を及ぼし始めており、景気の後退懸念が強くなってきております。また電気代や生活必需品の物価上昇が続いており、消費マインドの改善は当面見込みにくい状況となっており、先行き不透明な状況が継続するものと思われます。靴流通業界につきましては、行動制限の段階的な緩和により人流が戻りつつある中、持ち直しの傾向がみられるものの、「新しい日常生活」の確立に伴う商品構成の変化・消費者の価値基準の変化など、取り巻く環境が目まぐるしく変化してきており、企業にとっては厳しい状況が続いております。商品動向としましては、引き続きスニーカーを中心としたスポーツシューズやウォーキングシューズを中心としたカジュアルシューズが依然として需要の多い状況にあるものの、婦人靴や紳士靴にも動きがみられるようになってきております。このような状況の中で、当社は紳士靴が前年同四半期を上回りましたが、ゴム・スニーカー・その他と婦人靴の商品群が前年同四半期を下回り、売上高は前年同四半期を下回る結果となりました。売上総利益につきましては、売上原価を抑えることができた影響もあり、前年同四半期を上回りました。営業損益につきましては、売上総利益の増加や販売費及び一般管理費を削減することができ、前年同四半期を上回りました。経常損益につきましては、営業損失の減少の影響が大きく、前年同四半期を上回り、四半期純損益につきましても、特別利益を計上した影響から、前年同四半期を上回りましたが、黒字に転換することはできませんでした。その結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高13億71百万円(前年同四半期比1.6%減)となり、売上総利益は3億20百万円(前年同四半期比7.4%増)、営業損失は61百万円(前年同四半期は営業損失1億3百万円)、経常損失は49百万円(前年同四半期は経常損失85百万円)となり、四半期純損失は26百万円(前年同四半期は四半期純損失87百万円)となりました。
当社は、シューズ事業の単一セグメントでありますが、単一セグメントの品目別の売上状況は、次のとおりであります。婦人靴婦人靴につきましては、パンプス類の需要が回復傾向にあり、パンプス類は1.6%増加し、季節商品のブーツ類も43.5%と大きく増加しましたが、PB商品を含めたカジュアル類は20.5%と大きく減少しました。ライセンスブランドでは、「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)」「NICE CLAUP(ナイスクラップ)」は伸長しましたが「earth music&ecology(アースミュージック&エコロジー)」は苦戦しました。販売単価は上昇(前年同四半期比36.2%増)しましたが、販売足数の減少(前年同四半期比29.2%減)により売上高は、6億99百万円(前年同四半期比3.5%減)となりました。
紳士靴紳士靴につきましては、お取引先様ODM商品を含め、定番商品のビジネスシューズ、カジュアルシューズともに苦戦しました。ライセンスブランドでは、「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)」が伸長しました。紳士靴全体では、販売単価は上昇(前年同四半期比19.1%増)し、販売足数も増加(前年同四半期比22.5%増)しました。その結果、売上高は、3億4百万円(前年同四半期比45.9%増)となりました。
ゴム・スニーカー・その他 ゴム・スニーカー・その他の売上高は、子供靴のライセンスブランド「ALGY(アルジー)」は伸長しましたが、 スニーカーの受注が大きく減少したことにより、3億68百万円(前年同四半期比20.0%減)となりました。
(2) 財政状態の状況①
資産流動資産は、前事業年度末に比べ2億33百万円増加し、43億24百万円となりました。これは、主に電子記録債権が2億8百万円減少した一方で、現金及び預金が2億79百万円及び商品が1億87百万円増加したこと等によるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べ66百万円減少し、20億41百万円となりました。これは、主に投資その他の資産の投資有価証券が11百万円増加した一方で、建物が27百万円及び土地が54百万円減少したこと等によるものであります。この結果、総資産は前事業年度末に比べ1億67百万円増加し、63億65百万円となりました。②
負債流動負債は、前事業年度末に比べ1億64百万円増加し、12億99百万円となりました。これは、主に短期借入金が1億50百万円増加したこと等によるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べ18百万円減少し、5億43百万円となりました。これは、主に退職給付引当金が13百万円減少したこと等によるものであります。この結果、負債合計は前事業年度末に比べ1億46百万円増加し、18億43百万円となりました。③
純資産純資産合計は、前事業年度末に比べ20百万円増加し、45億22百万円となりました。これは、主に利益剰余金が53百万円減少した一方で、繰延ヘッジ損益が66百万円増加したこと等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第1四半期累計期間において、当社の事業及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因経営成績に重要な影響を与えると推測される要因は、「1 事業等のリスク」に記載したとおりであります。
