【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績当第1四半期連結累計期間の経済情勢は、行動制限の緩和によって社会経済活動の正常化が進みましたが、ウクライナ情勢の長期化や物価の高騰、為替の変動などもあり、依然として先行き不透明な状況が続きました。このような環境の下、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高11,495百万円(前年同四半期比833百万円 7.8%増加)、営業利益687百万円(前年同四半期比630百万円 1,113.3%増加)、経常利益1,169百万円(前年同四半期比527百万円 82.1%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益721百万円(前年同四半期比575百万円 395.1%増加)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 日本産業用ホースの販売は減少しましたが、自動車部品・ゴムシート類・ゴムマット類の販売が増加したことにより、売上高は5,265百万円(前年同四半期比127百万円 2.5%増加)となりました。増収の影響や諸経費の減少等により、セグメント利益(営業利益)は175百万円(前年同四半期比93百万円 114.9%増加)となりました。
② 米州米国では、自動車部品・産業用ホースともに販売の増加に加えて、円安による為替換算上の影響もあり、増収・増益となりました。メキシコの自動車部品は、円安による為替換算上の影響により増収となりましたが、人件費や諸経費の増加等により減益となりました。その結果、売上高は4,896百万円(前年同四半期比937百万円 23.7%増加)、セグメント利益(営業利益)は396百万円(前年同四半期はセグメント損失184百万円)となりました。
③ 東南アジアタイでは、自動車部品のタイ国内や米州向け販売が増加したこと等により、増収・増益となりました。マレーシアでは、家電用ホースの販売減少や諸経費の増加等により、減収・減益となりました。その結果、売上高は909百万円(前年同四半期比118百万円 15.0%増加)、セグメント利益(営業利益)は69百万円(前年同四半期比3百万円 4.3%減少)となりました。
④ 中国中国では、自動車部品・家電用ホースともに販売が減少したことにより、売上高は1,283百万円(前年同四半期比362百万円 22.0%減少)となりました。減収の影響により、セグメント利益(営業利益)は4百万円(前年同四半期比57百万円 93.5%減少)となりました。
(2) 財政状態当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,021百万円増加し、52,449百万円となりました。これは主として、現金及び預金が274百万円増加したこと、有価証券が400百万円増加したこと、有形固定資産が265百万円増加したこと、投資有価証券が417百万円増加したこと、受取手形及び売掛金が268百万円減少したことによるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べ115百万円減少し、14,367百万円となりました。これは主として、繰延税金負債が259百万円増加したこと、支払手形及び買掛金が381百万円減少したこと、賞与引当金が218百万円減少したことによるものであります。純資産は、前連結会計年度末に比べ1,137百万円増加し、38,081百万円となりました。これは主として、利益剰余金が602百万円増加したこと、その他有価証券評価差額金が285百万円増加したこと、為替換算調整勘定が143百万円増加したこと、非支配株主持分が109百万円増加したことによるものであります。
(3) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は298百万円であります。
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