【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、引き続きコロナ禍からの正常化が期待される一方、内外でイ ンフレ懸念が高まるとともに、これに応ずる形での各国金融当局の政策変更が大幅な為替変動をもたらすなど、景 気の先行きはさらに不透明なものとなっております。
当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は14,540百万円(前年同期比11.1%増)、営業利益は3,266百万円(同9.3%増)となりましたが、当第3四半期連結会計期間末の洗い替え処理によるデリバティブ評価損として1,912百万円(前年同期は806百万円の評価益)を計上した結果、経常利益は2,992百万円(前年同期比29.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,915百万円(同33.6%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(建材関連事業)
建材関連事業は、建築需要は徐々に回復に向けた動きを見せておりますが、原材料の高騰や急激な円安の影響を受けながら推移してきました。この結果、当第3四半期連結累計期間の建材関連事業の売上高は14,025百万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は3,418百万円(前年同期比18.7%増)となりました。
(不動産賃貸事業)
賃貸用不動産の賃料改定等もあり、当第3四半期連結累計期間の不動産賃貸事業の売上高は1,629百万円(前年同期比0.5%減)、営業利益は914百万円(前年同期比12.7%減)となりました。
(その他)
その他の物流管理事業とホームセンターへの卸売販売からなるHRB事業があり、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,592百万円(前年同期比5.5%減)、営業利益は259百万円(前年同期比23.4%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産総額は前連結会計年度末に比べ459百万円増の58,051百万円となり、また、負債総額は前連結会計年度末に比べ1,776百万円増の16,709百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末に比べ1,316百万円減の41,342百万円となり、この結果、自己資本比率は71.2%となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財務状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
特記事項はありません。
(6)株式会社の支配に関する基本方針について
該当事項はありません。
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