【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかに持ち直しているものの新型コロナウィルス感染症の影響や長期化しているロシアによるウクライナ侵攻を起因とした物価上昇の影響などにより、依然として先行き不透明な状態が続いております。
当建設業界においては、インフレ等による建設資材の高騰や品薄により、引き続き厳しい環境が続いております。
このような情勢のなか、当社グループは、中期経営計画「Challenges for the future」(2020年度~2024年度)の目標達成を目指して営業活動を展開した結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は、以下の通りとなりました。
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、「受取手形、完成工事未収入金及び契約資産」が増加したことなどにより、前連結会計年度末比2,035百万円増の50,698百万円となりました。
負債合計は、「電子記録債務」が増加したことなどにより、前連結会計年度末比1,578百万円増の29,611百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益1,003百万円を計上したことなどにより、前連結会計年度末比457百万円増の21,086百万円となりました。
②経営成績
当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、受注高は72,840百万円(前年同期比57.7%増)、売上高は55,179百万円(前年同期比8.2%増)、繰越工事高は88,128百万円(前年度末比26.1%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は1,404百万円(前年同期比28.5%減)、経常利益は1,462百万円(前年同期比26.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,003百万円(前年同期比25.6%減)となりました。
なお、当社グループは単一の報告セグメントのためセグメント情報の記載は行っておりません。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は66百万円でありました。また、研究開発活動の状況について重要な変更はありません。