【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ情勢の長期化を起因とした物価上昇や円安の進行などの影響により、依然として先行き不透明な状態が続いております。
当建設業界においては、インフレの加速による建設資材の高騰や品薄などに伴い、引き続き厳しい環境が続いております。
このような情勢のなか、当社グループは、中期経営計画「Challenges for the future」(2020年度~2024年度)の目標達成を目指して営業活動を展開した結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は、以下の通りとなりました。
①財政状態
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、「受取手形、完成工事未収入金及び契約資産」が増加したことなどにより、前連結会計年度末比1,010百万円増の49,672百万円となりました。
負債合計は、「電子記録債務」が増加したことなどにより、前連結会計年度末比701百万円増の28,733百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益674百万円を計上したことなどにより、前連結会計年度末比309百万円増の20,938百万円となりました。
②経営成績
当社グループの当第2四半期連結累計期間の経営成績は、受注高は59,814百万円(前年同期比89.5%増)、売上高は38,818百万円(前年同期比18.7%増)、繰越工事高は91,269百万円(前年度末比30.6%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は931百万円(前年同期比17.1%減)、経常利益は957百万円(前年同期比15.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は674百万円(前年同期比12.6%減)となりました。
なお、当社グループは単一の報告セグメントのためセグメント情報の記載は行っておりません。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、4,748百万円となり、前連結会計年度末と比較して2,572百万円の減少となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権が増加したことなどにより、1,916百万円の資金の減少(前第2四半期連結累計期間は861百万円の資金の増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得による支出などにより32百万円の資金の減少(前第2四半期連結累計期間は71百万円の資金の減少)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより623百万円の資金の減少(前第2四半期連結累計期間は245百万円の資金の減少)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費は40百万円でありました。また、研究開発活動の状況について重要な変更はありません。