【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の分析2023年3月期第3四半期累計期間(2022年4月1日~2022年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症による国内外の経済への影響が続いております。加えて、ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の上昇や、外国為替市場での急激な円安・ドル高による影響で、景気の先行きは不透明且つ厳しい状況が続いております。このような環境のもと、当第3四半期のソフトウエア販売の営業収益、「AppPass」運用受託収入の何れも前年同四半期より減少しております。一方、サイト広告販売の営業収益、「QuickPoint」(「PayPayポイント」のポイントモール)の当第3四半期の営業収益は、前年同四半期より増加し、「みんなの電子署名」「みんなのタイムスタンプ」の営業収益も緩やかに増加しております。また、当第3四半期の営業費用は、前第3四半期末に「AppPass」に関連するソフトウエアの減価償却が完了したこと等により、前年同四半期に比べて減少しております。結果、当第3四半期累計期間の営業収益は1億97百万円(前年同四半期比30.3%減)、営業損失は1億91百万円(前年同四半期は2億35百万円の営業損失)、経常損失は1億90百万円(前年同四半期は2億33百万円の経常損失)、四半期純損失は1億91百万円(前年同四半期は2億33百万円の四半期純損失)となりました。
(2) 財政状態の分析当第3四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ2億79百万円減少して6億97百万円となりました。また、負債合計が前事業年度末に比べ88百万円減少して1億94百万円となり、純資産合計が前事業年度末に比べ1億91百万円減少して5億2百万円となりました。(資産)流動資産が前事業年度末に比べ減少した主な要因は、売掛金が1百万円増加したものの、現金及び預金が4億33百万円、未収入金が25百万円、その他が19百万円減少したこと等によるものです。固定資産が前事業年度末に比べ増加した主な要因は、ソフトウエアが1百万円減少したものの、有形固定資産が8百万円、長期預け金が1億50百万円、その他が40百万円増加したこと等によるものです。(負債)流動負債が前事業年度末に比べ減少した主な要因は、その他が17百万円増加したものの、買掛金が2百万円、未払金が7百万円、預り金が35百万円、賞与引当金が4百万円減少したこと等によるものです。固定負債が前事業年度末に比べ減少した要因は、退職給付引当金が7百万円、役員退職慰労引当金が48百万円減少したことによるものです。(純資産)純資産が前事業年度末に比べ減少した要因は、四半期純損失1億91百万円を計上したことによるものです。また、自己資本比率は72.1%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析該当事項はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
(6) 従業員数当第3四半期累計期間において、提出会社の従業員数は前事業年度末に比べて著しい変動はありません。
(7) 主要な設備当第3四半期累計期間において、主要な設備及び主要な設備計画等の著しい変動はありません。